【クレーム対応Q&A】夏休みに先生は何をしているの?

 クラス担任として豊富な経験がある鈴木邦明氏に、学校へ寄せられるさまざまな相談に対応する際のポイントを聞いた。第190回のテーマは「夏休みに先生は何をしているの?」。

教育・受験 先生

advertisement

画像はイメージ
画像はイメージ 全 1 枚 拡大写真

 学校に寄せられるさまざまな相談やクレーム。保護者や地域からの相談に先生はどのように対応するのが良いだろうか?クラス担任として豊富な経験がある鈴木邦明氏に、学校へ寄せられるさまざまな相談に対応する際のポイントを聞いた。第190回のテーマは「夏休みに先生は何をしているの?」。

夏休み中も先生は働いている

 昔から「先生は長い夏休みがあってうらやましい」という言い方をされる事があります。私は現在は大学で教えていますが、以前は公立小学校に長く勤めていました。教員にとっての夏休みが「気楽でうらやましい」ものでないことは理解しています。私が小学校で働き始めた約30年前には夏休みにほとんど学校へ出勤しないような教員(自宅研修などが認められていた)も少数ですが、いたように記憶しています。学校を含めた社会全体がおおらかだったのもあるのでしょう。そういったころと比べて、現在の夏休みの学校(教員)はまったく違った状況です。研修や作業などの取り組むことも多いです。授業のある期間にやりにくいものを夏休みに詰め込んでいるような学校も少なくないです。

リシードで全文を読む

《鈴木邦明》

鈴木邦明

帝京平成大学 人文社会学部児童学科 准教授。1971年神奈川県平塚市生まれ。1995年東京学芸大学教育学部卒業。2017年放送大学大学院文化科学研究科修了。神奈川県横浜市と埼玉県深谷市の公立小学校に計22年間勤務。2018年からは帝京平成大学において教員養成に携わっている。「学校と家庭をつなぐ」をテーマに保護者向けにも積極的に情報を発信している。

+ 続きを読む

advertisement

【注目の記事】

この記事の写真

/

advertisement

特集