ゼミナールは2024年8月22日、「小中高生の資格・検定に関する調査」の結果を発表した。英語に関する資格・検定を小学生の54.5%、中学生87.2%、高校生の96.0%が取得していることがわかった。
「小中高生の資格・検定に関する調査」は、栄光の教室に通う小学1年生~高校3年生の子供をもつ保護者を対象に、2024年7月6日から16日にかけてインターネットで実施した。回答者数は、2,633名。同調査は2019年より実施し、今回が4回目となる。
資格・検定試験を受検の有無については、中高生保護者の9割以上が「ある」と回答し、小学生保護者でも「ある」が7割以上にのぼった。
受検経験のある保護者に目的を聞いたところ、もっとも多い回答は小学生は「学習や習い事で身に付けた知識やスキルの定着度合いを測るため」63.5%、中学生は「入試に役立てるため」で62.7%、高校生も「入試に役立てるため」で75.1%だった。
受検経験のある保護者のうち、オンラインの受検経験は、小学生13.8%、中学生14.3%、高校生33.5%となった。高校生では、約3人に1人がオンラインで資格・検定試験を受検していることがわかった。
子供が取得している資格・検定があると回答した保護者に、そのうち英語に関する資格・検定を聞いたところ、小学生の54.5%、中学生の87.2%、高校生の96.0%が「取得している」ことがわかった。なお、取得している英語に関する資格・検定の種類は、「実用英語技能検定(英検、英検Jr.など)」が最多で、小中高生いずれも95%以上にのぼった。ついで多かったのは、「GTEC/GTEC Junior」で、高校生の11.8%だった。
子供が「英語に関する資格・検定がある」と回答した保護者のうち、「資格・検定を活用した入試形式で受験する予定だ」と回答した高校生保護者は25.7%と、小学生保護者・中学生保護者と比べて多く、入試を意識して資格・検定を取得していると考えられる。中学生保護者では、活用することを決めている人は多くないが、「活用できるのであれば積極的に活用したい」と回答した割合は、小学生保護者・高校生保護者よりも多かった。
英語に関するもの以外の取得している資格・検定では、小中高生いずれも「日本漢字能力検定(漢検)」が最多で、6割弱が取得していることがわかった。また、「実用数学技能検定(数学検定・算数検定)」も小学生15.0%、中学生16.9%、高校生19.3%が取得している。
子供が高校生までの間に取得してほしい資格・検定は、「実用英語技能検定(英検、英検Jr. など)」で約7割、ついで「日本漢字能力検定(漢検)」「TOEIC/TOEIC Bridge」となった。