さいたまユースサポートネットは2024年9月4日、シングルマザーやシングルファザー向けのアプリ「ペアチル」を開発・運営するペアチルと連携し、ひとり親家庭を「ペアチル」アプリでサポートする活動を開始したと発表した。
さいたまユースサポートネットは、2011年からさいたま市を中心に地域に根ざした活動を続けている。生活困窮世帯の子供を対象とした居場所づくりや学習支援活動、若者たちの就労支援など、地域の住民が主体となって支える仕組み「ローカル・コモンズづくり」に取り組んでいるという。
今回、ペアチルと連携し、ペアチルアプリのオンラインプラットフォームを活用して活動の情報発信を行うことで、ひとり親家庭の子供たちに対する包括的なサポートをより広範囲に提供することを目指す。
「ペアチル」は、数十名のひとり親の声を反映させた「似た境遇のひとり親同士がつながれ相談しあえるトークアプリ」。同じひとり親でも、境遇が異なると困りごとや不安なことも異なり、相談・共感がしづらく関係性の構築が難しい。そこで、ペアチルでは細かなプロフィール設定を行うことで、より似た境遇の人とつながることができるという。
これまで連携してきた、さいたま市内・埼玉県内の行政機関、埼玉県内の大学、子供・若者支援の民間団体、地域の住民組織、企業、専門家、また教育、福祉のみならず、医療、法律、スポーツ、演劇、音楽、ダンスなど芸術分野の人々とのネットワークと、ペアチルのプラットフォームを組みあわせることで、より専門的かつ多角的な支援を提供することができるという。
アプリは完全無料。さいたまユースサポートネットとペアチルは、ひとり親家庭のサポート活動を強化し、多くの親子が安心して楽しく過ごせるように努めていくとしている。