2025年度「数検」検定日…個人受検は15回実施

 日本数学検定協会は、2025年度の実用数学技能検定「数検」の検定日を発表した。個人受検はA日程で3回、B日程で12回、団体受検は17回の日程を設ける。これにより、全国の受検者がより柔軟に受検機会を選べるようになる。

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2024年度に実施した「数検」個人受検のようす
2024年度に実施した「数検」個人受検のようす 全 2 枚 拡大写真

 日本数学検定協会は、2025年度の実用数学技能検定「数検」の検定日を発表した。個人受検はA日程で3回、B日程で12回、団体受検は17回の日程を設ける。これにより、全国の受検者がより柔軟に受検機会を選べるようになる。

 数検は、数学・算数の実用的な技能を測る検定で、文部科学省の後援を受けている。1級から11級までの階級があり、計算や作図、表現、測定、整理、統計、証明などの能力を評価する。1992年に第1回が実施されて以来、累計志願者数は700万人を超え、国内外で高い評価を得ている。

 2025年度の個人受検A日程は、全国47都道府県の主要都市に設けられた会場で、4月、7月、10月の3回実施される。実施階級は1~8級と、かず・かたち検定である。一方、個人受検B日程は、提携機関が設置した会場で12回実施され、準1~11級が対象となる。団体受検は、学校や学習塾、企業などで実施され、5月を除くすべての月で17回の日程が組まれている。

 日本数学検定協会は、数検を通じて国民の算数・数学の学びを深め、生涯にわたる学習活動の一助となることを目指している。数検は、進学や就職においても重要な検定として位置付けられており、国内外での活用が広がっている。

 また、同協会は「ビジネス数学検定」や「データサイエンス数学ストラテジスト」など、ビジネスやデータサイエンスに特化した検定も実施している。これらの検定は、実務に即した数学力を測定し、企業の採用試験や研修などで活用されている。

◆個人受検A日程
全国47都道府県の主要都市に、同協会が設けた個人受検会場で受検する方法
実施日程:4月、7月、10月の計3回の日程を設けて実施
実施階級:1~8級、かず・かたち検定

◆個人受検B日程
同協会と提携した機関が設置した提携会場を選んで受検する方法
計12回の日程を設けて実施
実施階級:準1~11級
※実施階級は、検定日・提携機関によって異なる

◆団体受検
学校・学習塾・企業などで受検する方法
5月以外のすべての月で計17回の日程を設けて実施
実施階級:準1~11級、かず・かたち検定
※実施階級は、検定日によって異なる

《佐藤愛》

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