東京通信大学は2025年1月22日、学生生活を24時間サポートするAIチャットボット「ちゃっとぼっつぼ」を導入したと発表した。このAIチャットボットは、学生が時間や場所に縛られずに学びを続けられる環境を提供するために開発されたもので、タツノコプロとの連携により誕生したキャラクターが特徴だ。
東京通信大学は、通学不要で大学卒業資格を取得できる通信制大学として、オンラインキャンパス「@CAMPUS」を通じてすべての手続きを行っている。今回のAIチャットボット導入は、学生生活のさらなる向上を目指すもので、多言語対応により24時間365日、国内外からの学生の悩みを解決することが可能となる。
「ちゃっとぼっつぼ」は、タツノコプロが描き下ろしたオリジナルキャラクター。タツノコプロは、創業者・吉田竜夫氏の「世界の子供たちに夢を」という思いを共有するスタッフたちによって、数々の著名な作品を制作してきた老舗アニメ制作会社である。代表作には「マッハGoGoGo」や「科学忍者隊ガッチャマン」などがある。
キャラクター「ちゃっとぼっつぼ」は、タツノコプロが提案した3つのデザイン案の中から、学生・卒業生・教職員による学内投票で選ばれた。東京通信大学のWebサイトでは、キャラクターの詳しいプロフィールや誕生秘話が公開されている。
東京通信大学は、2018年4月に開学した文部科学省認可の通信制大学。1回約15分の講義動画をオンラインで受講し、通学不要で卒業が可能な仕組みを提供している。初年度の学費は28.1万円からで、最短2年で卒業できる編入学制度もある。現在、約6,000名の学生が在籍しており、10代から80代までの幅広い年代が学んでいる。
同大学は「つづけられる大学」を理念に掲げ、誰にでも開かれた学びの場を提供している。今回のAIチャットボット導入により、学生がより安心して学びを続けられる環境が整備されることが期待される。
