池田屋は2025年4月22日、2026年入学の子供向けランドセル商戦のピークを迎えるゴールデンウイークを前に、最新のランドセル・トレンドを発表した。ランドセルを購入する割合は92.3%から81.5%へと約10%減少しており、通学用リュックなどほかの選択肢が広がりつつあることがわかった。
同調査は2025年3月31日から4月3日にかけて、幼稚園年長クラスの子供をもつ母親400名を対象にインターネットで実施された。調査結果によると、男児のランドセルの色は依然として「黒色」が約半数を占めるが、昨年よりも減少傾向にあり、「茶色」系のカラーが増加している。一方、女児のランドセルはさまざまなカラーが選ばれており、従来の「赤色」は減少傾向にある。
ランドセルの購入においては、昨年と大きな差はなく、依然として「子供本人」が最終的な意思決定をする傾向が高いことが明らかになった。また、ランドセルのおもな素材については、「布製」が増加傾向にあり、牛革が減少している。通学用リュックの増加が素材選びにも影響を与えていると考えられる。
さらに、ランドセルの購入価格については、「8万円~10万円未満」が増加傾向にあり、「4万円~6万円未満」が減少している。高価格であっても機能や安全性を重視したランドセル選びをしている家庭が多いとみられる。
池田屋は、オンラインショップや全国展示会を通じて、最新のランドセルを紹介している。展示会の詳細はWebサイトで確認できる。予約は開催日の2週間前からWebで受け付けている。