LCA国際小学校とLCA国際プリスクールを運営するエデューレエルシーエーは、2026年4月に群馬県長野原町で「LCAきたかる森のインター初等部・プリスクール」を開校する。新校は、極少人数教育を特徴とし、英語力の向上と個性を伸ばす教育方針を掲げている。
同校の設立は、2024年8月に長野原町の旧軽井沢小学校の利活用業者として選定されたことに始まる。さらに、長野原町が国に構造改革特別区域計画を申請し、「長野原町グローバル教育特区」として認定されたことで、旧北軽井沢小学校の校舎を利用して開校する運びとなった。
LCAきたかる森のインター初等部・プリスクールは、「よく学び、よく遊び、よく休む」を教育方針に掲げ、子供たちの現在と未来の幸福を保障することを目指している。教育活動の中心にはWell-beingがあり、英語を中心にした教科学習や探究活動、体験活動を通じて、子供たちの個性や願いを大切にする。
学校生活の大半を英語で過ごす、独自の「アクティブイマージョン教育」を取り入れている。外国人教師がクラス担任を務め、授業の多くを英語で行うことで、卒業時にはCEFR B1(英検2級程度)以上の英語力を習得することを目標としている。
また、1クラスを15人程度の極少人数にとどめ、ひとりひとりのレベルに合わせたきめ細かい指導を行う。少人数であることが、指導や安全管理において大きな力を発揮し、子供たちの個性や願いに合わせた活動を可能にする。
カリキュラム面では、「生き方科」や「ふるさと科」を設置し、子供たちの興味関心を発見し、探究するためのスケールの大きな科目を提供する。これにより、子供たちが自分の「生き方」を考えられる力を育むことを目指している。
2026年度の募集要項によれば、新1年生と新2年生を対象に約15名の募集を予定している。受験資格は2018年4月2日から2020年4月1日までに生まれた者で、受験料は3万円、入学金は60万円、授業料は月額24万円(諸経費、施設協力費、ICT教育費等を含む)。
LCAきたかる森のインター初等部は、子供たちのゆとりを大切にするため、通常の小学校よりも短い40分授業を実施し、長野原町の公立小学校と同じ給食を提供する。公立の給食であるため、栄養面などの質がしっかりと保障されているという。