【とっておきの私立中学校2026】立正大学付属立正中学校…対話を通して「心の軸」を育む

 「中高6年間一貫教育を考える会」発行の中学受験情報誌『とっておきの私立中学校』と連携し、注目の私立中学校を紹介する本企画。本記事では、立正大学付属立正中学校を紹介する。

教育・受験 小学生
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立正大学付属立正中学校 外観
立正大学付属立正中学校 外観 全 9 枚 拡大写真

 2026年度の中学受験を目指すご家庭は、そろそろ第一志望校・併願校を決定する時期だろう。

 リセマムでは昨年に引き続き「中高6年間一貫教育を考える会」と連携し、お勧めの私立中学校をピックアップ。同会が発行する『とっておきの私立中学校』の中から抜粋して、注目校の魅力をお伝えしていく。

 本記事でご紹介するのは、立正大学付属立正中学校。東京都大田区にある中高一貫の共学校だ。校長・大場一人先生からのメッセージの他、特色のある学び方、語学研修プログラム等を紹介する。

行学二道

 グローバル社会で必要となるのは、高いコミュニケーション能力と豊かな人間性です。建学の精神である「行学二道」は、学校で学んだ知識や経験(学)を、しっかり自分で考えて行動で示すこと(行)ができる人を育てていくことを示しています。学問はもちろんのこと、心、体も鍛え、自分に自信を持ち、バランスの取れた人へと育てる6年間を本校で過ごしてほしいと思います。

 中高時代という貴重な時期だからこそ、ひとりひとりを大切にし、きめ細かく、丁寧に可能性を引き出していきます。熱心で丁寧な先生ばかりですが、中3時には私が1人ずつ面談する時間を必ずとっています。立正での経験や学び、生徒たちの今やこれからへの思いに耳を傾ける時間は、毎年欠かすことのできない大事な時間です。

 多様な文化・人々と協働していくことになる将来、自分を見失わずに堂々と世界と渡り合あうために、中高時代に得意分野を伸ばしていってほしいと思います。そして、先生、仲間、卒業生、保護者など大勢の「立正ファミリー」に見守られる中で、豊かな人間性を育んでください。 皆さんひとりひとりと対話できるのを楽しみにしています。

立正大学付属立正中学校 校長 大場一人先生

「R-プログラム」で思いを行動に

 グローバル時代、多様な人々、社会の中で「行学二道」の実践である「思いを行動で伝えられる人」となるためにも、立正オリジナルの「R-プログラム」を指標としています。自ら進んで調べる力「Research」、主張や要点を読み取る力「Read」、意思や結果を正確に伝える力「Report」の 3Rの力を育てるさまざまなプログラムがあります。

 たとえば、 コミュニケーションの基礎となる国語力を身に付けるために、新聞の社説やコラムを題材に自分でまとめ、書いた文章を発表する「コラムリーディング&スピーチ」。文章の書き方から始まり、学年が上がるとデータ分析やディスカッションへと発展します。知識の源は読書にあり。個人とクラス対抗で読書量を競う「リーディングマラソン」もあります。

 また、自分のキャリアを考える機会として、卒業生による「職業講話」や企業や社会のサプライチェーンを学ぶ「職業理解」、そして「職業体験」では企業などで3日間のインターンシップ を経験します。中学で培われた正しい職業観のもと、高校でもキャリアデザインプログラムは継続し、実際の進路を考慮しながら個々の進路実現へと繋げます。自分の思いをきちんと言葉と行動で叶えられるように、今後は英語でのプログラムも視野に入れ、R-プログラムは発展していきます。

R-PROGRAM

自律的学びへのサポート

 自分で管理・計画を立て、学習していく力を付けることを目標に、きめ細かく学びの指導とサポートを行っています。まずは、スケジュール手帳による自己管理。入学直後に配布し、メモの取り方、学習・生活習慣の管理、学びの計画や反省を客観的に見る機会にします。さらに、中学ではレベルにあわせた補習、高校ではレベルや進路にあわせた講座が長期休暇中に行われ、テキスト代以外は無償で行われます。英検対策は、学年問わず級別での講習も用意されています。

語学研修プログラム

 英語への親近感をもち、”使える”語学力に繋げるため、1クラスを3つに分割した少人数の英会話授業や、英検対策などを実施しています。中1、高1では福島県のブリティッシュ・ヒルズで 3泊4日の英語研修(希望者対象)を実施し、英語に浸り、海外文化に親しみ、英会話レッスンやアクティビティを楽しみます。中3~高2では、18日間の海外語学研修旅行を実施。イギリスでは、港町ボーンマスで語学学校に通い、多国籍の中高生と学びます。アメリカでは、ロサンゼルスで語学研修や観光などを行います。どちらも現地の家庭にホームステイし、海外の文化に直接接することのできる機会となっています。

語学研修プログラム

行事で深まる友情と自主性

 同校の行事は、生徒が主体。立正祭や体育祭は、立候補で委員が決まり、その委員会を中心に企画・運営されます。立正祭では中学各学年で劇を発表します。中2・中3では英語劇をすることもあります。演じ手、制作、舞台演出などそれぞれの役割に分かれて、全員で協力して劇を作りあげます。高校生は各クラス工夫を凝らしたイベントや発表があります。また、体育祭の演目では珍しく、高2・高3女子はソーラン節を踊り、迫力ある演舞は見応えがあります。中高6年間で仲間と協力し合あいながら 切磋琢磨し、かけがえのない時間を共に過ごすことで、級友との関係を深めていきます。

充実した6000坪のキャンパス

 完成して約10年の馬込キャンパスは、広くて明るく、最新鋭の学びの環境が整っています。中庭テラスに面した大きな窓をもつ明るい図書館には、約5万冊の蔵書があります。個別ブースやグループ学習スペースもあり、自主学習にも最適です。また約600席の行学ホールでは講演会やコンサートも行われます。開放的な雰囲気の食堂は、日替わり定食や人気メニューで生徒のお腹を満たしています。スポーツ施設としては公認競技と同じ規格の室内プール、ナイター設備のあるテニスコート、人工芝のグラウンド、弓道場、武道場、アリーナなど、かなりの充実ぶりです。

学校概要

所在地:東京都大田区西馬込1-5-1
アクセス:都営浅草線「西馬込駅」西口徒歩5分
電話番号:03-6303-7683

説明会情報
『とっておきの私立中学校2026』Web版をみる

《編集部》

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