【高校受験】中3生の塾代「月3万円台」が最多、10万円超も

 中学3年生が通う塾の月謝を「高すぎる」と感じる保護者が6割を超えることが2025年9月24日、じゅけラボ予備校の調査で判明した。月謝は3万円台が最多、月5万円以上の家庭も1割超えた。

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塾や家庭教師の月謝に対しての率直な感覚を教えてください
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 中学3年生が通う塾の月謝を「高すぎる」と感じる保護者が6割を超えることが2025年9月24日、じゅけラボ予備校の調査で判明した。月謝は3万円台が最多、月5万円以上の家庭も1割超えた。

 この調査は、塾・家庭教師等(オンラインを含む)に中学3年生時期に実際に支払っていた月謝および適正だと感じる費用について、40~59歳の保護者375名を対象に調査したもの。調査期間は、2025年7月18日~9月3日。

 調査の結果、塾や家庭教師の月謝について「高い」「やや高い」と感じている保護者が61.5%。一方で「妥当だと感じた」は30.3%にとどまっており、多くの家庭が高校受験時の教育費が家計に圧迫されている実態がうかがえた。物価上昇が続く中、教育費に対する負担感は無視できないレベルに達していると推察される。

 実際に支払った月謝は、「月3万円~4万円未満」が25.6%ともっとも多く、ついで「月1万円~2万円未満」22.1%、「月2万円~3万円未満」21.1%。月額1万円から4万円の範囲に多くの家庭が集中していることがわかった。

 さらに、「月4万円~5万円未満」9.1%、「月5万円~6万円未満」8.0%、「月6万円~7万円未満」1.9%、「月8万円~9万円未満」0.5%、「月10万円以上」0.3%と、高額な費用をかける家庭も一定数みられた。

 「高校受験に向けた塾や家庭教師の月謝はいくらが適正か」という質問に対しては、「3万円未満」を適正とした保護者が62.9%と、実際に支払っていた46.9%と比較して大きな差があった。これらの結果から、保護者の間で費用対効果への厳しい視線や家計防衛の意識が強まっていることが示された。

 じゅけラボ予備校は、大手進学塾や個別指導塾と同等の教育を、5教科すべて受講して月額1万4,080円~1万6,280円(税込)というリーズナブルな価格で提供。年間費用は約16万8,960円~19万5,360円で、高い教育品質を求める生徒や保護者にとって新たな選択肢となり得るとしている。

《吹野准》

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