山形県教育委員会は2025年9月20日、2026年度(令和8年度)山形県公立高等学校入学者選抜基本方針を公表した。新制度となる前期(特色)選抜は1月20日または2月3日、後期(一般)選抜は3月7日と8日。合格発表は3月17日。
2026年度(令和8年度)山形県公立高等学校入学者選抜は、前期(特色)選抜、後期(一般)選抜の2回受験できる新制度が導入される。前期(特色)選抜は、2026年1月5日~8日正午まで受け付け、検査は1月20日または2月3日のいずれかで実施。調査書および各高等学校が選択した検査の結果に基づき選抜する。検査は、個人面接、集団面接、作文、発表、その他(小論文、実技、口頭試問、学校ごとの学力検査など)の中から、各高等学校が1つから3つを選択して行う。選抜結果通知は1月29日または2月12日。
後期(一般)選抜の出願は2月18日~24日正午まで受け付け、3月7日に学力検査、3月8日に適性検査を実施する。追検査は3月12日・13日。調査書および学力検査の成績に基づき選抜するが、調査書中の各教科の評定と学力検査の成績の比率は、各校により異なる。おもな全日制県立高校の調査書の評定と学力検査の成績の比率は、山形東(普通/探究)3:7、山形南(普通/理数)4:6、山形西(普通)3:7、米沢興譲館(普通/探究)3:7、酒田東(普通/探究)3:7など。
いずれも合格発表は3月17日に行う。
県立高校の入学定員は全日制の課程6,240人(前年比40人減)・定時制の課程280人。市立商業の入学定員は、3学科あわせ280名(総合ビジネス160名・情報40名・経済80名)。全日制の課程全体の入学定員は計6,520人となっている。
定員の減少は、県立新庄北と新庄南の統合によるもの。2026年度新設の新庄志誠館の定員は全日制普通科が120人、探究科が80人、定時制が40人。なお、統合に伴い新庄北高最上校は新庄志誠館の分校に、新庄南高金山校は新庄神室産業高の分校となった。
2026年度山形県公立高等学校入学者選抜実施要項および実施校一覧などは、山形県Webサイトから確認できる。募集要項の閲覧は11月14日午前9時開始予定。