Global Innovator ACADEMY(GIA)は、2025年10月29日から11月1日にかけてパナマ共和国パナマシティで開催される「FIRST Global Challenge」に派遣する日本代表チームの渡航メンバーを発表した。このチームは、全国の小中高校生と高専生から選ばれた8名で構成されており、世界190か国以上のチームと競い合う。
「FIRST Global Challenge」は、科学、技術、工学、数学(STEM)を広めることを目的とした世界最大規模のSTEMオリンピック。今回のテーマは「Eco Equilibrium」で、生物多様性の回復に焦点が当てられている。
FIRST Global Challenge2025日本代表の渡航メンバーは、栄光学園中学高等学校3名と広島県立叡智学園中学校1名、神山まるごと高等専門学校2名、淑徳高等学校1名、佼成学園女子高等学校1名の計8名。
日本代表チームは「ロボティクスチャレンジ」「New Technology Experience (NTE)」「ソーシャルメディアチャレンジ」という3つの部門で競技に参加する。ロボティクスでは、各国が提供されたロボットキットをもとに設計・製作し、競技に参加する。
「ソーシャルメディアチャレンジ」では、X(旧Twitter)やInstagram、FacebookなどのSNSを使用し、自国での準備や研究のようすを発信。自国の教育や文化の紹介も行い、それを通して国際的な存在感の向上を図る。
NTEでは「Eco Equilibrium」のテーマに基づき、各国独特の生態系の課題を探究し、革新的な技術や解決策の提案を行う。今年度の日本代表チームは「湿地保全のためのAI自動回転望遠鏡による渡り鳥のモニタリング」を提案。この提案の評価がトップ10に入れば、今回発表したメンバーに加えて、NTE担当の生徒が追加で渡航し、パナマで発表する機会を得る。