名字ランキングトップ12000発表、全国に530人しかいない「レア名字」は?

 リクスタは、9月19日の「苗字の日」にちなみ、「2025年全国名字ランキングトップ12,000」を発表した。1位は「佐藤」、最下位は「綱本(つなもと)」だった。

生活・健康 その他

advertisement

2025年全国名字ランキングトップ12,000
2025年全国名字ランキングトップ12,000 全 1 枚 拡大写真

 リクスタは、9月19日の「苗字の日」にちなみ、「2025年全国名字ランキングトップ12,000」を発表した。1位は「佐藤」、最下位は「綱本(つなもと)」だった。

 月間1,000万アクセスの「名字由来net」アプリとWebサイトの名字データベースから、政府調査系機関や電話帳データをもとに、実世帯が確認できる名字のみを集計。有名人は芸名・本名に関わらず、全国人数は四捨五入で算出し、同社委員会の厳正な審査を経て全国人数の多い順にランキングを作成。今回調査で第635回となる。

 全国名字ランキング1位は「佐藤」で、全国人数はおよそ181万3,000人。12,000位は「綱本」で全国人数およそ530人。日本の名字ベスト30である「佐藤」から「小川」までの全国人数の合数は約2,267万7,000人で、日本の総人口の約18%にあたる。

 もっとも希少な名字には、「中別府(なかべっぷ)」や「師田(もろた)」などがランクインした。中別府の起源は鹿児島県や宮崎県で、宮崎県に最多のおよそ240人がいる。師田は群馬県に起源をもち、東京都に最多のおよそ180人が居住する。下位11,971位~1,200位の30名字を合計すると、全国におよそ15,900人で、総人口のわずか0.01%程しか存在せず、非常に希少な名字であることがわかる。

 さらに今回のランキングでは、著名人と希少名字の関係も明らかにした。第11,974位の「菅佐原」には元アナウンサー「菅佐原隆幸」や俳優「菅佐原英一」がいる。「勝谷」にはジャーナリスト「勝谷誠彦」が、また「菅山」にはバレーボール選手でビーチバレーでも活躍した「菅山かおる」がいる。

 「苗字の日」は平民が名字を名乗ることが許された「平民苗字許可令」が1870年9月19日に出されたことに由来している。今では誰もが名乗っている名字に込められた由来や、ルーツとなった土地の歴史に興味を持つきっかけとなりそうだ。

《吹野准》

advertisement

【注目の記事】

この記事の写真

/

advertisement

特集