朝日学生新聞社は2025年10月から11月、東京大学マーケットデザインセンターの依頼を受け、公立高校入試における「デジタル併願制導入」について、現役中高生からの意見を集めるアンケートを実施する。Webサイトの回答フォームにて意見を募集している。
デジタル行財政改革会議で2025年4月、高校入試の「デジタル併願制」に関する提案が示された。従来は公立高校への出願は1校のみ可能だったが、新方式では受験生が複数校を志望順位を付けて出願し、各校が示す合格順位とアルゴリズムでマッチさせることで決定できる。この仕組みは受験生の後悔や行政の負担軽減に寄与するとされるが、制度の大変革に伴う混乱も予想される。
このような背景のもと、より適したマッチングシステムを築くため、東京大学マーケットデザインセンターは生の声を多く集めることを目的に調査を行うこととし、朝日中高生新聞に協力を要請した。調査では現行制度の意見や、新方式採用時の行動などについて聞き取り、メルマガ会員を通じて意見を募集する。メルマガ会員でなくてもWebフォームから回答可能。
調査は11月中旬まで続き、結果は東京大学の研究に活用される予定。回答者の中から抽選で10人にQUOカードPay1,000円分をプレゼントする。調査結果は研究のため匿名化される予定で、その内容は朝日中高生新聞のデジタル版などで紹介予定。
◆公立高校入試「デジタル併願制導入」に関する意識調査
調査期間:10月23日(木)~11月17日(月)
調査対象者:中学生・高校生
調査対象:インターネット、全国
回答の謝礼:回答者のうち抽選で10人に、QUOカードpay1000円分
調査主体:東京大学マーケットデザインセンター、朝日中高生新聞

