代々木ゼミナールは2025年11月6日、Eddが提供するリアルタイム個別指導サービス「クイックティーチャー」を2026年4月から導入すると発表した。東大・京大・医学生などの講師陣とAIを組み合わせ、より充実した学習体験の提供を目指す。
代々木ゼミナールではこれまで、映像授業やICTを活用し、生徒ひとりひとりの学力向上と志望校合格に導いてきた。しかし、自学自習の中で生じる疑問を即座に解決するサービスの提供には限界があり、学習の継続性や意欲の維持に課題があったという。
今回導入が決まった「クイックティーチャー」は、東大・京大・医学生などの講師陣とAIが連携し、24時間365日、チャットまたはオンライン通話で質問できるリアルタイム個別指導サービス。解説してほしい問題をチャットで送ると、合格率10%を通過した認定講師がつまずきに合わせて個別に指導する。
指導範囲は、国語・数学・英語・理科・社会をはじめ全科目に対応し、英作文や小論文の添削も可能。学習内容のサポートにとどまらず、「勉強の進め方に迷う」といった相談にも応じ、学習意欲や満足度の向上につなげる。
公式サイトの情報によると、「クイックティーチャー」の最短反応時間はわずか10秒で、平均解決時間は25分。利用者の満足度は平均4.8点と高評価を得ている。
代々木ゼミナールでは2026年4月より、「代ゼミ中学・高校メイト会員」や、高卒生向けの「大学受験科」「代ゼミオンラインコース」の受講生を対象に導入を予定。ICT活用による新たな学習支援を通じて、生徒の学力向上と志望校合格を力強く後押しするとしている。

