【中学受験2026】出題意図・傾向は?人気校の入試問題を解説…日本女子大附属中

 今注目の私立中学校の入試問題を解説しながら、その出題意図や近年の傾向について分析する本企画。今回は日本女子大学附属中学校の算数の問題をピックアップ。2025年度入試問題に込められた出題意図とは。

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【中学受験2026】出題意図・傾向は?人気校の入試問題を解説…日本女子大附属中
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 いよいよ受験本番まであとわずか。中学受験生にとって、仕上げの時期に入っている。模試や過去問演習を重ね、志望校の出題傾向を確認しながら、最後の調整に入っているご家庭も多いだろう。

 この時期は、単なる問題演習ではなく「解き方の精度」を高めることが重要だ。間違えた問題をどう分析し、どこを改善するか。その質が合否を分ける。さらに、学校ごとの出題意図を理解し、時間配分や記述の書き方まで意識することで、得点力は一段と伸びる。焦りが募る直前期だからこそ、効率的な学習法を見極めたい。

 そこで本記事では、中学受験専門塾ジーニアスの協力により、今注目の私立中学校の入試問題を解説しながら、その出題意図や近年の傾向について分析する。

 今回は、日本女子大学附属中学校の2025年度の入試問題をピックアップ。多くの難関私立中志望者を合格に導いてきたジーニアスの教誓健司氏が解説する。

本物の自然に触れる教育…理数系に関心がある生徒が集う学舎

 自然が残る多摩丘陵の一角にある日本女子大学附属中学校(以下、日本女子大附属中)は、「豊かな自然が豊かな人間性を育む」という生活を大切にしている。年間40回を超える実験・観察を行うなど「本物に触れる教育」を実践。校内には天文台や多くの実験室が整備され、校内の自然を教材にした授業も行われている。

 附属の大学にも理学部があることから、理数系に関心がある生徒の受験機会を増やすため、2025年度入試では算数1教科入試が導入された。算数1教科入試は、60分100点満点で試験が行われる。数学科主任の先生は「第1回の4教科入試の算数の問題と同じようなラインになることを考えて難易度を設定しました」と話す。2025年度入試の算数の問題を見てみよう。

ひとつひとつ理解を積み重ねながら自主的に学ぶ

 創立者である成瀬仁蔵氏が唱えた「自学自動」の精神は、日本女子大附属中の教育目標「自ら考え、自ら学び、自ら行動する」として長年受け継がれている。知識の暗記やテクニックを身に付けるのではなく、自主的に学習する中でひとつひとつ理解を積み重ねながら、基礎学力を築いていく方針だ。

 数学科主任の先生は、「昨年度から算数1教科入試が始まり、それに伴って面接試験もなくなっているので受験しやすいと思います。多くの受験生に挑戦してほしい」と語った。自然に恵まれた日本女子大附属中のキャンパスをイメージしながら、合格を目指して過去問演習に取り組んでみてほしい。学校の公式ホームページでは入試に向けたアドバイスなどの動画も掲載している。

日本女子大学附属中学校

所在地:神奈川県川崎市多摩区西生田1-1-1
2026年度入試:
 第1回入試 2026年2月1日(日)午前(国語・算数・理科・社会)
 第2回入試 2026年2月1日(日)午後(算数)
 第3回入試 2026年2月3日(火)午前(国語・算数・理科・社会)
入学者募集要項:こちらのページにて公開
資料請求:こちらのページからお問合せ

日本女子大学附属中学校 公式Webページ

《編集部》

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