箱根駅伝2026は、青山学院大学が往路・復路ともに他を寄せ付けない圧巻の走りで、歴史に刻まれる完全優勝を成し遂げた。王者の風格を見せつけた10人のランナーたちは、どのような背景をもち、どこで研鑽を積んでいるのか。本記事では、優勝に貢献した全メンバーのプロフィールと、彼らの成長を支える拠点「相模原キャンパス」の全貌を詳しく紐解いていく。
栄光の襷をつないだ10人の精鋭たち
青学の強さは、全国から集まった逸材たちが、それぞれの専門学部で学びながら競技に打ち込む「文武両道」の姿勢にある。まずは、完全優勝を飾った青山学院大学の10人のランナーの出身高校と現在の所属学部に注目したい。
【往路】主導権を掌握した5人
往路では、4年生の黒田朝日が区間賞を奪取。序盤から他校にプレッシャーを与え続ける理想的な展開を作った。
■第1区 大手町-鶴見(21.3km)
小河原 陽琉(2年)
総合文化政策学部 総合文化政策学科【青山キャンパス】
出身高校:八千代松陰高校(千葉)
■第2区 鶴見-戸塚(23.1km)
飯田 翔大(2年)
社会情報学部 社会情報学科【相模原キャンパス】
出身高校:出水中央高校(鹿児島)
■第3区 戸塚-平塚(21.4km)
宇田川 瞬矢(4年)
総合文化政策学部 総合文化政策学科【青山キャンパス】
出身高校:東京農業大学第三高校(埼玉)
■第4区 平塚-小田原(20.9km)
平松 享祐(3年)
法学部 法学科【青山キャンパス】
出身高校:中部大学第一高校(愛知)
■第5区 小田原-箱根町(20.8km)
黒田 朝日(4年)=区間新
地球社会共生学部 地球社会共生学科【相模原キャンパス】
出身高校:玉野光南高校(岡山)
【復路】勝利を決定づけた5人
復路でも勢いは止まらない。1年生の石川から、最終10区の折田まで、隙のない継走でフィニッシュまで駆け抜けた。
■第6区箱根町 - 小田原(20.8km)
石川 浩輝(1年)
総合文化政策学部 総合文化政策学科【青山キャンパス】
佐久長聖高校(長野)
■第7区小田原 - 平塚(21.3km)
佐藤 愛斗(2年)
コミュニティ人間科学部 コミュニティ人間科学科【相模原キャンパス】
小林高校(宮崎)
■第8区平塚 - 戸塚(21.4km)
塩出 翔太(4年)=区間新
教育人間科学部 教育学科【青山キャンパス】
世羅高校(広島)
■第9区戸塚 - 鶴見(23.1km)
佐藤 有一(4年)=区間賞
文学部 史学科【青山キャンパス】
拓殖大学第一高校(東京)
■第10区鶴見 - 大手町(23.0km)
折田 壮太(2年)
コミュニティ人間科学部 コミュニティ人間科学科【相模原キャンパス】
須磨学園高校(兵庫)
「もうひとつの聖地」相模原キャンパスに注目
青山学院大学といえば、渋谷・表参道エリアに位置する「青山キャンパス」の華やかなイメージが先行するかもしれない。しかし、神奈川県相模原市にある「相模原キャンパス」は、青々と美しい芝生が広がる、まるで海外の大学のような開放的な空間だ。JR横浜線「淵野辺駅」から徒歩10分、理工学部・社会情報学部・地球社会共生学部・コミュニティ人間科学部の学生が通う。
アスリートを育むうえでも優れた環境が整っており、広大なグラウンドに加えて、最新のマシンを備えたフィットネスセンターや体育館も整備され、競技に没頭できるインフラが完璧に整っている。駅伝の選手たちは、この相模原キャンパスから程近い町田にある寮で寝食を共にしている。所属する学部によっては青山キャンパスまで通学をし、学業と競技を両立しながら多忙な日々を送っていることだろう。
2026年の完全優勝は、個々の能力のみならず、こうした大学の環境と、そこで培われた自己管理能力の賜物だ。今回のメンバーには2年生が多く名を連ねており、青学の「黄金時代」はさらに強固なものとなるだろう。来年もまた、この舞台で新たなドラマが生まれることを楽しみにしたい。
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