「つい触るスマホ」を物理的に遮断…ソニックのデジトックス第1弾

 文具・事務用品メーカーのソニックは、2026年2月よりスマートフォンやデジタル機器の過剰利用による集中力低下や学習習慣の乱れといった社会的課題に対応するため、デジタルデトックスを目指す新ブランド「デジトックス」シリーズの第1弾を発売する。計画的な使用制限によって健全な距離感を保ち、集中力回復と生活習慣の改善を目指す。

生活・健康 中学生

advertisement

新ブランド「デジトックス」
新ブランド「デジトックス」 全 3 枚 拡大写真

 文具・事務用品メーカーのソニックは、2026年2月よりスマートフォンやデジタル機器の過剰利用による集中力低下や学習習慣の乱れといった社会的課題に対応するため、デジタルデトックスを目指す新ブランド「デジトックス」シリーズの第1弾を発売する。計画的な使用制限によって健全な距離感を保ち、集中力回復と生活習慣の改善を目指す。

 現代においてスマホは生活インフラとして不可欠である一方、依存傾向は全世代に広がり、社会全体で改善に取り組むべき問題となっている。特に10~20代の依存傾向が強く、中高生のスマホ利用時間は平均1日5~7時間に達しているという調査報告もある。スマホやSNSの過剰利用は、中高生の集中力低下や学習習慣の乱れ、睡眠不足やメンタル不調の原因となり、深刻な社会問題となっている。

 米国では2023年のフロリダ州を皮切りに、2025年春までに26州が学校でのスマホ規制を法制化。EUもフランスやオランダが校内禁止、イタリアは14歳未満全面禁止を提案し、欧州委員会が統一方針を検討中。オーストラリアでは2025年12月に16歳未満のSNS禁止法が施行された。日本では2025年10月に愛知県豊明市が国内初の「スマホ1日2時間まで」条例を施行するなど、世界的に人とスマホとの距離を保つための施策が実施されている。

 スマホは操作していなくても、その存在だけで認知能力を低下させることが確認されている。テキサス大学の研究によると、被験者とスマホ(通知OFF設定)の位置関係を変え能力テストをした結果、成績はスマホを机上に置いた場合にもっとも悪く、別室に置いた場合がもっとも良好だった。北海道大学の研究でも注意力の効果検証を行った結果、注意が損なわれることが確認されている。これらのことからも、スマホが手元にあるだけで認知能力に影響を与えることがわかっている。

 学習においてスマホはさまざまなメリットもある一方で、学習の妨げにもなる強烈な誘惑がある。たとえば勉強系アプリやスマホ制限アプリの使用が目的であっても、ついついスマホを触る瞬間があることでSNSなどへ脱線するきっかけとなる。目的を達せずに脱線を繰り返してしまい、スマホとの適切な距離感が保てなくなり、スマホ依存へと進んでしまうことがある。スマホ依存は特に10代の学生にとって今後の進路や人生に影響を与える重大な課題だ。

 ソニックは長年にわたりさまざまな視点から学習サポート用品を開発しているが、顕在化してきた現代のこのスマホ依存の問題に着目し「テクノロジーを敵にするのではなく、健全な距離感をデザインする」という理念のもと、新ブランド「デジトックス」を立ち上げた。第1弾は、「ブロックケース」と、「ザ・ルーティン」の2製品をリリースする。

 「ブロックケース」は、物理的遮断と心理的な距離を取ることで、「ついついスマホ」の誘惑をブロックするカギ付きロックケースだ。人は20秒以上かかる行動は先延ばしにするという「20秒ルール」の考え方を取り入れ設計開発、スマホを収納する本体ケースと、オートロック開錠用のカギで構成されている。カギをあらかじめリビングなど別室に置き、別室のカギを使うまでスマホを触れないようにすることで、スマホの誘惑から遠ざける。

 「ザ・ルーティン」は、スマホを一定時間触れないように、2種類のタイマー機能で「ついついスマホ」の誘惑をブロックするタイマーロックケースだ。毎日午後11時~午前7時までロックするなど、あらかじめ設定した時刻間にスマホを収納しロックできる「ルーティンモード」と、今から2時間勉強したい時など、一時的にスマホを入れロックする「タイマーロックモード」を備えている。そのほかにも時計表示やロックをともなわないタイマー機能、万が一の際の緊急時リセット機能を備え、安全性にも配慮している。

《風巻塔子》

advertisement

【注目の記事】

この記事の写真

/

advertisement

特集