「浪人=寮」はもう古い? データを武器に“学習ロス”を削ぎ落とす医学部受験の新常識

 「本気なら大手予備校の寮に入るべき」。これまでの医学部受験では、昼夜徹底管理された学習環境に身を置くことこそが、合格への最短ルートだと信じられてきた。そんな「過酷な環境」に置き換わる場所が生まれつつある。“学習ロス”を最大限削ぎ落とした、個人に最適化された学習環境とは。

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「医学部浪人=寮」はもう古い? データを武器に“学習ロス”を削ぎ落とす自宅学習の新常識
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 医学部受験、特に浪人を選択する場合、「本気なら寮に入り、厳しい環境を選ぶべきでは」と悩む受験生や保護者は少なくない。朝から晩まで管理される生活こそが、合格への最短ルートだと信じられてきたからだ。しかし、果たして「過酷な環境」さえあれば、医学部の高い壁は越えられるのだろうか。

 医学部完全特化型のオンライン個別指導塾「スタディカルテLab」代表の樋口雅範氏は、「学習環境がテクノロジーとデータの活用によって個別最適化され、“医学部浪人=寮”という従来の常識が、大きく塗り替えられようとしている」という。オンラインだからこそ実現できる、新しい医学部合格のカタチとは?

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努力の量は十分でもなぜ伸びない?医学部入試での落とし穴

--医学部受験において、特に地方在住の浪人生にとって「大手予備校の寮に入る」ことは、長らく当たり前の選択肢とされてきました。今、「寮=本気の象徴」という前提は変わりつつあるのでしょうか。

 医学部を目指す際、最初に候補に挙がるのはやはり大手予備校の寮でしょう。そこには明確なメリットがあります。1つは、強制力です。決まった時間に起き、授業を受け、スマホが制限されるところもある。自律が難しいタイプの生徒には、この環境がプラスに働くことがあります。さらに、同じ目標をもつ仲間と切磋琢磨することで、モチベーションを維持しやすいという側面もあります。また「大手予備校には良い先生がいる」という安心感も、入寮を選択する1つの理由と言えるでしょう。

 しかし、私が多くの受験生を見てきて感じるのは、この「画一的な管理環境」が、必ずしも医学部合格への最短ルートではないということです。むしろ、その環境に自分を無理に合わせようとして、本来伸ばすべき学力が伸び悩んでいるケースが少なくありません。

--それは、医学部入試には他の学部とは異なる特殊性があるからでしょうか。

 その通りです。医学部入試は、全国に国公立が51大学、私立が31大学存在しますが、大学によって出題傾向が驚くほど異なります。たとえば、教科書レベルの標準問題をミスなく素早く解かせる大学もあれば、難問を解かないと合格ラインに到達できない大学もあります。

 これを陸上競技にたとえるなら、ある大学は100メートル走のタイムを競い、別の大学はフルマラソンを強いるようなものです。同じ「医学部」という括りでも、求められる能力が根本的に違うのです。

自身も数学の講師として医学部受験生に向き合っている樋口雅範氏

 ところが、大手予備校の集団指導では、特に秋以降はどうしても「上位校に合わせた難問対策」がカリキュラムの中心になりがちです。自分の志望校では出題されないような難問に時間を費やす一方で、本来固めるべき基礎や、自分の弱点克服は後回しになる。学習のミスマッチが起きてしまうのです。寮に入り、どれほどストイックに勉強時間を確保したとしても、この方向性のズレを修正できなければ、合格の二文字は遠のいてしまいます。

--「努力の量」は十分でも、「努力の方向」が間違っている受験生が多いのですね。

 非常に多いと感じます。非効率な時間は数々の“学習ロス”につながります。たとえば、英語が非常に得意で、数学に課題がある生徒がいるとします。集団指導では全員が同じペースで同じ問題を解きます。得意な英語の授業を延々と受け続け、苦手な数学は解説についていけないまま時間が過ぎる。これでは、どんなに寮生活で長時間授業を受けていても非効率です。

 医学部合格に必要なのは、今の自分の学力と、志望校の合格ラインとの間にあるギャップを正確に測ること、そしてそれを埋めるための個人専用のトレーニングです。つまりその生徒が合格するためには、まず、英語を維持しつつ、数学のどの単元で何点を上積みするかという、精密な「差分」の分析をする必要があります。しかしながら多くの受験生は、模試の判定だけで一喜一憂し、過去問の分析方法もわからずに「解いただけ」で終わってしまっているのです。

学習のブラックボックスを「データ」で解剖…独自開発アプリで実現する超効率的な学習

--そうした課題に対し、スタディカルテLabでは独自のアプリを用いた「データ一元管理」を強みにしていますね。オンライン指導において、データはどのような役割を果たすのでしょうか。

 オンライン塾はコロナ禍以降に急増しましたが、その多くは「対面授業を画面越しに行うだけ」という印象です。それでは、場所の制約はなくなっても、指導の本質的な課題は解決されません。私たちが目指したのは、オンラインの特性を活かして「学習のブラックボックス」を完全に可視化することです。

 当塾では、独自に開発した学習管理アプリをすべての指導の基盤に置いています。まず、授業そのものがデジタル板書で行われます。講師が画面上に書き込む要点や図解は、リアルタイムで生徒のデバイスに表示され、授業終了後に完璧な復習用の板書データとして保存されます。

板書を写す手間を削減し、思考に集中できる仕組み

--生徒がノートを取る時間を削減することで、思考に集中させる仕組みですね。

 そうです。当塾には、「わかったつもり」を逃さず理解から定着までの過程を丁寧にフォローする仕組みがあります。

 集団指導でよくある「板書をノートに写す」という作業は、実は学習効率を下げている場合があります。実際に学校でも塾でも、わからないままとりあえず板書を写しているという子はよくいますよね。当塾の生徒は、講師とのやりとりや、問題の本質を理解することに全神経を集中させます。さらに、口頭でのやりとりや思考のプロセスも含めてすべてが板書データとして記録されるため、後から「あの時、講師はどう説明していたか」を正確に再現できるのです。

 さらに、私たちの学習システムの真骨頂は授業以外の「自習管理」にあります。授業外の学習は、受験生の学習時間の約70%を占めると言われています。学習計画の進捗管理はもちろん、講師との疑問点の共有や板書の検索、テストの課題分析などがデータとして一元管理されます。

つまずきを事前に把握し授業を行うことで高密度な指導を実現

--「どこでつまずいているか」が、講師にすべて筒抜けになるということですか。

 その通りです。従来の個別指導では、授業の冒頭で「今週の宿題はどうだった?」と聞くところから始まりますが、これは非常に無駄な時間です。当塾の講師は、授業が始まる前に生徒から届いているデータを確認し、学習状況を把握します。「この問題で15分かかっているから、より早い解法を授業で扱おう」「この単元は正答率が低いから、ここから解説しよう」と、最初から核心を突いた指導を準備して臨むのです。

 このように、授業と自習をデータで繋ぎ、学習のロスを徹底的に削ぎ落とす。この高密度な指導は、オンラインだからこそ、そして私たちのアプリだからこそ実現できる強みです。

--さらに、全国の医学部の入試分析データも蓄積されているそうですね。

 はい。私たちは全国82大学の医学部の、過去10年分に及ぶ5科目の入試分析をデータベース化しています。「どの大学が、どの試験で、どのような問題を出すか」というゴール地点のデータと、アプリに蓄積された「生徒の学習状況」という現在までのデータを掛け合わせるのです。

 これにより、たとえば「共通テストで〇点だった場合、今の君の計算スピードと弱点を踏まえると、合格の可能性がもっとも高いのはA大学」「A大学と併願するなら、私立医学部はB大学とC大学」という、極めて精度の高い、戦略的なアドバイスが可能になります。医学部受験は情報戦でもあります。私たちは、感覚や根性論ではなく、徹底したデータ分析に基づいて生徒を合格へと導いています。

努力を空回りさせない「完全伴走型」のチーム支援

--プロ講師×学習プランナーの指導体制についても詳しく教えてください。合格体験記を見ると、講師のクオリティに対する評価がとても高いですね。

 講師はすべて大手予備校や医学部受験専門塾で抜群の実績を残してきたプロ講師のみが在籍しています。学生アルバイト講師は一切在籍していません。プロ講師は、これまでの豊富な経験値と医学部医学科への合格を輩出してきた高い実績はもちろんですが、「生徒ひとりひとりの受験に責任をもって最後まで伴走してくれる」「指導者として生徒に寄り添ってくれる」と感じられる方のみを採用しています。

 また、オンラインなので、居住地を問わず最適な講師とマッチングが可能です。「△大学の入試に強い」といった特定分野に長けたプロ講師の指導を、全国どこからでも受講できるのも大きな強みです。

--学習プランナーが介在する理由は何でしょうか。

 医学部合格は、1つの教科を伸ばすだけでは不可能です。全科目のバランスをどう取るか、模試の結果をどう振り返って次に生かすか、そして何より、長く苦しい受験生活の中でどうメンタルを維持するか。これを講師ひとりで、あるいは生徒ひとりで抱え込むのは限界があります。

 そこでスタディカルテLabでは、授業を担当するプロ講師とは別に、すべての生徒に専任の「学習プランナー」を付けます。学習プランナーもまた医学部受験のプロであり、「戦略家」かつ「伴走者」として合格までの道のりをサポートします。

--具体的には、どのようなサポートを行うのですか。

 学習プランナーは、アプリに集約された全科目のデータに基づいて、担当講師と連携しながら受験全体の最適化を行います。「数学は講師の報告通り順調だが、英語に時間を取られすぎて理科が疎かになっている」といった、科目を横断した課題を発見できるのは学習プランナーだけです。

 そして定期的に生徒と面談を行い、学習プランを微調整します。また、保護者の方ともLINEや面談で密に連携します。保護者の中には「本当に勉強しているのか」と不安になる方も少なくありませんが、アプリを通じて進捗が可視化されているため、データに基づいた建設的なコミュニケーションが可能になります。

学習プランナーと受験生とのやりとりのようす。具体的なアドバイスから精神面のフォローまで行う「伴走者」

--この「データ×プロ講師×学習プランナー」の三位一体の体制で、結果を出した事例を教えてください。

 象徴的なのは、ある大手予備校で集団授業を受けていたものの、過去問演習の段階で伸び悩んで転塾してきたTくんの事例です。彼は非常に真面目で、学習量も十分でした。しかし、学習プランナーが彼の全科目の答案を一緒に分析したところ、ある共通した弱点が見つかりました。「文章を読むスピードは速いが、問題文の読み飛ばしによる微細なミスが多い」という傾向です。

 これは集団授業では見抜けない、個人の癖です。私たちは彼に、難問を解かせるのではなく、ミスを確実に防ぐためのチェックの習慣化を徹底させました。そして、彼の特性にもっともフィットする東邦大学と産業医科大学を提案し、見事合格を勝ち取ったのです。

 また、大手医学部予備校の個別指導を受けていたものの、1浪目の夏に偏差値40台だったDくんは、当時何をすれば良いかわからず、手当たり次第に参考書に手を出しては空回りしていました。そこで当塾の学習プランナーは彼に対し、「今週はこの単元だけを完璧にする」というスモールステップの学習計画を提示し、丁寧にフォローを続けました。実際に学んだことが模試や過去問の結果につながる実感がもてたことで、彼は自信を取り戻し、最終的に川崎医科大学への合格を果たしました。

--「今の努力が合格に繋がっている」という実感をもつことが、最大のモチベーションになるのですね。

 不安ややる気のなさは、「何が足りないかわからない」「あとどれくらいやればいいかわからない」という状況から生まれてくるものです。私たちの役割は、学習データに基づいた細やかなサポートによって、その不透明さを取り除き、生徒が迷いなく机に向かって手を動かせる環境をつくることです。

オンライン個別指導が医学部受験の「新常識」へ

--スタディカルテLabが描く、これからの医学部受験のビジョンについてお聞かせください。

 私たちは、「オンライン個別指導は、医学部受験における王道の1つである」という時代を作りたいと考えています。

 今日お話ししてきたように、これまでの医学部受験には、さまざまな課題があったと思います。

 地理的格差という点では、都市部の受験生は優れた講師や情報にアクセスしやすい一方で、地方の受験生は選択肢が限られ、必然的に寮生活を選ばざるを得ませんでしたが、オンラインであれば地方にいながらにして、あるいは海外に居住していても、精鋭のプロ講師陣の個別指導を受けられます。都市部の受験生も、通塾にかかる移動や夜遅い帰宅などの体力・精神両面での負担をなくし、家庭でサポートしてもらいながら無理なく効率の良い学習ができます。

 ちなみに今、当塾に所属し、医学部医学科を志望している生徒について面談記録を調査したところ、67.5%が医学部受験対策を「当塾のみ」で行っていることがわかりました。「オンライン完結型」の受験対策が受験戦略の有力な選択肢として定着しつつあること、多くのご家庭が当塾一本に未来を託してくださっていることに、いっそう気の引き締まる思いです。

--「どこで学ぶか」ではなく「誰から、どのように学ぶか」が重要になるということですね。

 はい。さらに言えば、オンライン個別指導は、自律心を育む絶好の機会でもあります。寮での強制的な管理は、一時的な結果を生むかもしれませんが、大学入学後の長い医師人生に必要な「自ら課題を見つけ、解決する力」を養うことには、必ずしも繋がるとは言えません。

 当塾の生徒は、アプリのデータを見ながら講師や学習プランナーと共に最適な学習スタイルを習得する過程で、大学合格後にも役立つ「自律的に学ぶ力」を身につけます。これは医師として生涯学び続けるうえでも、非常に重要な資質です。

「オンラインでの学びは、長い医師人生に必要な『自ら課題を見つけ、解決する力』を養うきっかけにもなる」と語る樋口氏

--最後に、今まさに進路や環境選びに悩んでいる受験生、そして保護者の方々へメッセージをお願いします。

 受験は、親子にとって非常に過酷な試練です。医学部は何年も浪人をするケースもあり、親御さんの不安や焦りは計り知れないものがあるでしょう。ときには、その思いが強すぎるあまり、親子関係がギクシャクしてしまうこともあります。

 そんな時こそ、私たちを頼ってほしいと思います。私たちは単に勉強を教えるだけの存在ではありません。データという客観的な指標をもち、ときには親子の間に立つ「緩衝材」になり、同じゴールを目指す「チームの司令塔」にもなります。だからこそ学習環境を選ぶにあたっては、ぜひ「誰に伴走してもらうか」にこだわりをもって検討してほしいと思います。

 「寮に入れなければ合格できない」という古い常識に縛られる必要はありません。テクノロジーとプロの知見、そしてひとりひとりに親身に寄り添う伴走者がいれば、自宅はいちばん効率的な学習拠点に変わります。

 受験はチーム戦です。私たちと共に、納得のいく、そして最高の結果を掴み取るための戦略を立ててみませんか。スタディカルテLabは、その準備を整えて待っています。

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 これまで医学部受験の世界で「王道」とされてきた寮生活。しかし、樋口氏の話を聞いて見えてきたのは、データとテクノロジーがその王道をアップデートしつつあるという現実だ。

「本気」とは、自分を過酷な環境に追い込むことだけを指すのではない。自分の現在地を冷静に見つめ、1分1秒のロスを惜しみ、もっとも合理的なルートを突き進むこと。スタディカルテLabが提供するのは、そんな「現代的な本気」に応えるための唯一無二のプラットフォームなのだろう。

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《中村真帆》

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