【共通テスト2026】浪人回避、共テ利用で海外大へ…ドイツ進学急増の理由は?

 2026年1月の大学入学共通テストを皮切りに、日本の大学受験は本番を迎えた。例年、自己採点結果から志望校合格が危ぶまれ、「浪人」を覚悟する受験生が数多く存在するが、2026年は、その進路選択に新たな潮流が生まれているという。

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共通テスト後の新潮流:「浪人回避」で世界ランク上位ドイツ大学へ、同年10月入学
共通テスト後の新潮流:「浪人回避」で世界ランク上位ドイツ大学へ、同年10月入学 全 2 枚 拡大写真

 2026年1月の大学入学共通テストを皮切りに、日本の大学受験は本番を迎えた。例年、自己採点結果から志望校合格が危ぶまれ、「浪人」を覚悟する受験生が数多く存在するが、2026年は、その進路選択に新たな潮流が生まれているという。

 GoGermanyは2026年1月19日、「共通テスト後の『浪人回避』に新潮流。ドイツへの日本人留学生が17%急増(最新統計)。自己採点後に間に合う『英語で学ぶ名門大』。円安下の新たな進路」と題した調査レポートを公開した。

 「浪人せず、共通テストの結果で世界クラスの大学へ」。最新の確定統計によると、ドイツの大学に在籍する日本人学生数は、前年比17.1%増を記録し、同期間における世界全体の留学生増加率を大きく上回るペースで増加。共通テスト後でも出願が間に合い、英語のみで卒業可能、かつ学費が原則無料という合理性が、不安を抱える受験生にとっての「起死回生の逆転ルート」として選ばれているという。

 歴史的な円安が長期化する中、GoGermanyへの相談件数は昨対比で劇的に増加しており、「経済的理由で英語圏を諦めた層」が実利的な選択肢としてドイツへ流入していることや、「ドイツ語必須」という過去のイメージが払拭され、英語だけで学位が取れるメリットが浸透してきたことから、今年度は過去最大級の日本人留学生増となることが予測されている。特に現在は、共通テスト後の「駆け込み出願」が可能である点に注目が集まっており、浪人を懸念する保護者からの相談が急増しているという。

 ドイツの出願期間は3月~7月で、共通テストが終わった後から準備を始めても、多くの大学の出願期間に間に合う。また、10月に入学しても、ドイツの大学は3年~3.5年で卒業できるプログラムが一般的であるため、日本の同級生と同じ、あるいは半年早いタイミングでの社会進出ができる。

 また、ドイツの大学は教養課程を省き、1年次から専門科目に特化するため、4年制の日本よりも短期間で密度の高い学位取得が可能。公立大学のほとんどが、個別の入試を行わず、高校の成績や共通テストの結果(所定の条件あり)をおもな合否判定基準とする。さらに公立大学の授業料は、原則無料であり、円安の影響で高騰する英語圏への留学費用と比較し、極めてコストパフォーマンスの高い選択肢の1つになる。文系・理系問わず、英語のみで卒業可能なプログラムが2,400以上存在する点も魅力になっているという。

 最新の「THE 世界大学ランキング 2026」においては、TOP200にランクインした大学数は、日本の5校に対しドイツは18校。この数は米国、英国につぐ世界第3位の数だ。GoGermanyが支援した学生の中には、2025年、共通テストの結果を利用し、世界ランキングで東京大学と肩を並べる「ミュンヘン工科大学」への進学を実現した例も出ているという。

 GoGermanyの代表は、「日本の受験システムでは、一度の試験で『浪人』という選択を迫られがちです。しかし海外に目を向ければ、今の共通テストの結果を武器に、数か月後には世界トップレベルの大学で学んでいる未来があります。浪人を『停滞』ではなく『世界への挑戦』に変える。そんな選択肢を、1人でも多くの受験生に知ってほしいと願っています」とコメントを寄せている。

《吹野准》

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