【高校受験2026】神奈川県公立入試<国語>講評…例年並み~やや難

 令和8年度(2026年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜共通選抜が実施された。リセマムでは、湘南ゼミナールの協力を得て、「国語」の講評を速報する。この他の教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

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【高校受験2026】神奈川県公立入試<国語>講評
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 2026年2月17日(火)、令和8年度(2026年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜共通選抜が実施された。神奈川県教育委員会が2026年2月9日に発表した一般募集共通選抜などの志願者数(変更締切時)によると、全日制139校の募集人員(特別募集・中途退学者募集を除く) は3万9,431人で、志願者数は4万3,821人、競争率は1.11倍となった。

 リセマムでは、湘南ゼミナールの協力を得て、令和8年度(2026年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜共通選抜「国語」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

<国語>講評
(湘南ゼミナール 提供)

 難易度は例年並みかやや難。大問構成・配点に変化はなかった。

 問1(ア)のc「草履」は、昨年同様に熟字訓が出題された。(ウ)の短歌の鑑賞文は、歌人の視点をとらえられれば比較的易しい。

 問2の小説は、明治期、日本美術の復興に尽力したフェノロサと、写真師である主人公の対話を描いた作品。例年と異なり、昨年、論説で出題された傍線部のない問題が小説でも出題された。全体的な難易度は例年と変わらないが、(オ)の設問で冒頭に戻る必要があるため時間がかかる。

 問3の論説は、 AI(人工知能)と人間の知性の決定的な違いを「身体性」の有無から論じた文章であった。語句の問題は昨年同様、対義語が出題された。文法は例年、助詞か助動詞が出題されているが、今年は助詞が出題された。

 傍線部や範囲の指定がない問題が今年も出題されたので、今後のトレンドになっていくと思われる。人工知能と人間の差とは何か、という議論に触れてきていないと後半が読み取りにくかったかもしれない。

 問4の古文は、『宇治拾遺物語』からの出題で典型的な説話。だれが何をしているかを細かくおさえられないと選択肢で迷いやすい。

 問5は、空欄補充と条件語を用いる記述という構成は昨年と同様であった。自分の枠から出ることと真似ることについての文章。複数の文章やメモを照らし合わせ、空欄の前後につながるようにまとめ直す力が求められる。設問の難易度は昨年より易しくなった。

 今後の対策としては、言語・芸術・哲学などの抽象度の高いテーマの文章を中心にAIなどの最新テクノロジーに関する長い文章と選択肢を的確に読み解く対策をするとよいだろう。


 このレポートは令和8年2月17日(火)に、速報として湘南ゼミナールにより作成されたもの。
協力:湘南ゼミナール(執筆:教材開発部 国語科 責任者 中河内孝氏)





《編集部》

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