【高校受験2026】兵庫県公立高入試<国語>講評…記述式の出題なし

 2026年3月12日(木)、令和8年度(2026年度)兵庫県公立高等学校入学者選抜の学力検査が実施された。リセマムでは、開成教育グループの協力を得て、「国語」の講評を掲載する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

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【高校受験2026】兵庫県公立高入試<国語>講評
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 2026年3月12日(木)、令和8年度(2026年度)兵庫県公立高等学校入学者選抜の学力検査が実施された。同日午後3時時点の速報値によると、全日制課程は志願者数2万567人のうち、欠席者106人を除く2万461人が受検。定員2万1,150人に対する受検倍率(受検者数/定員)は前年度比0.04ポイント減の0.97倍となった。

 リセマムでは、開成教育グループの協力を得て、「国語」の講評を掲載する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

兵庫県<国語>講評
(開成教育グループ 提供)

<総論>
大問1 詩と会話文 やや難
大問2 漢文 標準
大問3 古文 標準
大問4 文学的文章 標準
大問5 説明的文章 やや難

 大問数、小問数、配点構成は昨年とほぼ同じであった。解答形式は100点中81点が記号選択式であり、その他は書き抜き、読み仮名、漢文の返り点の書きこみで、記述説明型の出題はなかった。

 大問1は、同じ作者による二編の詩に関する発表を準備する生徒たちの会話文からの出題であった。俳句・詩の出題は2024年度、2023年度にも見られ、昨年度の資料読み取りからの変更であった。表現技法の効果や二つの詩を関連づけた内容読み取りに関する問題では、解答根拠を特定する力が求められた。また、会話文の内容に関する発言の意図や発表の構成を読み取る力も求められる内容であった。

 大問2は、本文だけでは理解が難しい語句や文があり、設問の選択肢や解説文を手がかりに内容を理解する力が求められた。返り点の出題は、二種類の組み合わせが必要なやや複雑な問題であった。

 大問3は、仮名遣いや語句の意味は基本的な問題だったが、本文だけでは理解しにくい言葉や文があり、選択肢の記述を踏まえて内容を考える力が求められる内容であった。

 大問4は、主人公の少年と陶芸家の祖父との会話の場面からの出題であった。人物の内面・心情を読み取る選択問題が中心であり、一つ一つの選択肢が長いため、本文と照合しながら細かな差異を判断する思考力・判断力が求められる内容であった。

 大問5は、大人になって楽器を習い始めた人が直面する困難と、そこから生まれる新しい感性について書かれた文章からの出題であった。非言語的な経験を言語化した内容で、要点や論理をとらえて読む力が求められる文章であった。内容理解に関しては、理由説明や内容説明の長文選択問題が中心で、大問4と同様に選択肢の細かい差異を判断する思考力・判断力が求められる内容であった。また、本文に関連した体験談とノートの空欄部分を答える複線読解型の問題も出題された。

 各大問には、漢字の読み書き(書きは選択形式)、語句知識(漢字の成り立ち、熟語構成)、文法(「ない」の識別、係り受け)などの言語事項の設問が伴っていた。いずれも基本的な力が求められる内容であった。


 このレポートは2026年3月13日(金)に開成教育グループが作成したもの。

協力:開成教育グループ





《編集部》

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