JTBは、2026年ゴールデンウィーク(4月25日~5月7日)の旅行動向見通しを公表した。総旅行者数は2,447万人と前年比101.9%に増加する見込み。国内旅行は物価高の影響で近場や短期間の旅行が主流となる一方、海外旅行は韓国や台湾などの近距離を中心に前年を上回る57.2万人と予測されている。
調査は1969年から継続されているもので、アンケート調査や各種データをもとに推計された。2026年のカレンダーは5月2日から6日までが5連休となっている。休暇の組み合わせ次第では8連休や12連休以上の長期休暇も可能だが、働き方の柔軟化により、旅行時期を前後に分散させる傾向が続いている。
国内旅行者数は2,390万人と微増する一方で、1人あたりの平均旅行費用は4万6,000円と前年を下回る見通しだ。物価高の中で費用を抑えるため、1泊2日の短期旅行や居住地域内での近場旅行を選ぶ層が増えている。利用交通機関は自家用車が54.6%ともっとも多く、宿泊先として実家や親族の家を選択する人も増加している。
海外旅行者数は57.2万人と前年から8.5%増加する見込み。航空便の回復や日並びのよさが後押しとなり、3泊から5泊の旅程が中心となっている。韓国、台湾、東南アジアといった近距離が上位を占めるが、欧米などの遠方も選ばれている。平均旅行費用は、円安や物価高の影響により32万9,000円と微増する。
旅行に求める価値として「日常から離れた非日常空間」がもっとも多く、世代ごとに多様な関心が示された。子供連れの家族旅行は増加しており、観光や体験だけでなく同行者との時間を重視する傾向が強まっている。物価高という環境下においても、工夫を凝らしながら旅行を楽しむ堅調な意欲がうかがえる結果となった。

