電動爪削り、巻き込み事故に注意…子供が届かない場所へ

 消費者庁と国民生活センターは2026年10月29日、電動爪削りによる巻き込み事故について注意喚起した。保管中の製品を子供が触り、舌や唇の皮膚などを巻き込まれる事故などが発生しているという。

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啓発用ポスター
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 消費者庁と国民生活センターは2026年10月29日、電動爪削りによる巻き込み事故について注意喚起した。保管中の製品を子供が触り、舌や唇の皮膚などを巻き込まれる事故などが発生しているという。

 電動爪削りは「電動爪切り」や「電動爪やすり」などの名称でも販売されており、本体の開口部奥にある回転刃に爪先をあて、本体や指を左右に動かしながら、爪を少しずつ削って短くする製品。手動の爪切りに比べて、力をかけずに爪を手入れできる一方、爪を手入れするのに時間を要する場合があるほか、爪先が回転刃まで届かず十分に削れないこともある。

 消費者庁と国民生活センターによると、2016年度以降、事故情報データバンクには電動爪削り使用中に皮膚などが巻き込まれる事故が13件登録されており、被害者の約8割が70歳以上だった。また、医療機関ネットワークには、保管中の製品を子供が手に取り、舌や唇、首の皮膚などが巻き込まれる事故が5件寄せられており、2~4歳の幼児が大半を占めている。

 保管時の事故では、「子供がテーブルの下の引き出しから取り出して電源を入れた。なめようと舌を出して巻き込まれた」(3歳)、「電気シェーバーのひげ剃りのように扱って遊んでいた。喉にあてていたら皮膚が食い込んでしまい、取れなくなった」(4歳)などの事例が寄せられている。

 電動爪削りは逆回転できない構造のため、一度巻き込まれると簡単には外せず、医療機関や救急隊が製品を分解するなどして取り外した事例も報告されている。刃が直接触れにくい構造のため、一見すると安全そうに見えるが、事故が散発しているため注意が必要。小型で持ちやすく、作動音や外観などから子供の興味を引く場合もあり、使用後は必ず電源を切り、ロック機能や保護カバーなどがある場合は確実に使用し、子供が自分で取り出せない、手と目の届かない場所へ保管することが大切になる。

 万が一、皮膚や舌、唇などが回転刃に巻き込まれた場合は、直ちに電源を切ること。巻き込まれた組織を無理に引っ張ると、痛みや出血を強め、傷を広げる恐れがある。安全に取り外せない場合は、速やかに医療機関などへ相談するよう呼びかけている。

 消費者庁および国民生活センターのWebサイトでは、電動爪削りによる巻き込み事故防止を啓発する動画やポスターを公開し、注意を促している。

《奥山直美》

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