文部科学省、小中高生と教師向け「放射線等に関する副読本」
文部科学省は10月14日、小学生から高校生の児童・生徒および教師に向けた「放射線等に関する副読本」をホームページに公開した。
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
東京電力の福島第一原子力発電所の事故により、放射線や放射性物質、放射能に対する関心の高まりを受け、同省では、小学校、中学校、高等学校における指導の補助となるべくこれらの資料を作成したという。
小学生向けの副読本は、A4版の20ページ(表紙を含む)。「放射線」とはどういうものか身近にある例を挙げて解説しながら、その働きや健康への影響などをまとめている。また「放射線から身を守るには?」の項目では、事故の際、放射線や放射性物質から身を守る方法や、退避・避難するときの注意点などにもふれている。
中学生向けと高校生向けの副読本は、いずれもA4版の24ページ(表紙を含む)で、アルファ線、ベータ線、ガンマ線といった放射線の種別や、ベクレルやシーベルトなどの測定単位、「ヨウ素131」「セシウム137」などの放射性物質の詳細とその半減期についてなど、より詳しく放射線について解説しつつ、外部被ばくと内部被ばくなど人体への影響について触れている。
小中高生用のいずれにも、教師用の解説用資料が用意されており、児童・生徒用の副読本におけるそれぞれの項目について学習のポイントや指導上の留意点などが付記されている。
《田崎 恭子》
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