小学生10名を派遣「ネイチャーキッズ特派員 ひがし北海道探検隊」

 北関東を中心にスーパーマーケットを展開するカスミは4月10日、第11回ネイチャーキッズ特派員「ひがし北海道探検隊」の参加者募集について発表した。同社とWWFジャパンでは、小学生を対象に「自然と生き物」について作文を募集、10名を北海道の湿原エコツアーに招待する。

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第11回ネイチャーキッズ特派員 ひがし北海道探検隊
第11回ネイチャーキッズ特派員 ひがし北海道探検隊 全 2 枚 拡大写真
 北関東を中心にスーパーマーケットを展開するカスミは4月10日、WWFジャパンと共同で実施する「第11回ネイチャーキッズ特派員 ひがし北海道探検隊」の参加者募集について発表した。

 同社とWWF(世界自然保護基金)ジャパンでは、小学生を対象に「大切にしたい!自然と生き物」をテーマにした作文を広く募集し、作文を選考した上で10名を「ネイチャーキッズ特派員」として北海道東部の湿原の自然体験エコツアーに招待する。

 同社では、2000年9月からスーパーマーケットの店頭やグループ企業の各事業所に募金箱を設置し、自然保護のためのWWF募金を広く呼びかけている。さらに2002年より、「ネイチャーキッズ特派員」の派遣を毎年実施している。

 「ネイチャーキッズ特派員」としての自然体験エコツアー先は、北海道東部の厚岸町にある別寒辺牛湿原(べかんべうししつげん)。日本でトップ5に入る大きさを誇る湿地帯で、さまざまな動植物が生息している。そのため、湿地を守るため国際条約「ラムサール条約」の登録湿地にもなっている。また、湿原の周辺にある森林やその中を流れる川も多様性に優れている。

 ツアーでは、北海道の大自然に親しみ、湿原や森などが多様な生き物を育んでいることを体験し、生き物たちが生息できる理由を知ることを目的としている。また、子どもたちが生物の多様性を理解して自ら自然環境を守る意識を持って行動できるようにサポートするという。

 応募資格は小学校4〜6年生。自然の中に出かけ、そこに暮らす動物・昆虫・植物などとの体験を通して「ワクワク、ドキドキしたこと」、「不思議に感じたこと」、自然や生き物を守るために「こんなこと、できたらいいなあ」という意見や考えなどを400字詰め原稿用紙2枚以内にまとめて郵送する。

◆第11回「ネイチャーキッズ特派員」作文募集
応募資格:小学4〜6年生
作文テ-マ:「大切にしたい!自然と生き物」
応募方法:400字詰め原稿用紙2枚にまとめて郵送(未発表の作品に限る)
応募先:〒305-8510 茨城県つくば市西大橋599-1
(株)カスミ 環境社会貢献部「ネイチャーキッズ特派員」募集係
締切:5月27日(日)

◆「ネイチャーキッズ特派員」ツアー概要
期日:7月23日(月)~26日(木)の3泊4日
集合・解散:羽田空港
活動場所:北海道厚岸郡周辺(別寒辺牛湿原および釧路湿原)
費用:無料 ※集合前・解散後の費用は各自負担
[カリキュラム]
7月23日「仲良くなろう」
  ・オリエンテーション
7月24日「湿原と川の生き物を探ろう」
  ・別寒辺牛川でカヌーツーリング
  ・釣り・水生生物採集と別寒辺牛湿原の座学
  ・ネイチャートーク「幻の魚・イトウ」
7月25日「多くの生き物を育む大自然を実感しよう」
  ・バードウォッチングや生き物探し
  ・究極の湿原を体験
  ・森~低層湿原を散策
  ・活動のまとめ
7月26日「生態系ピラミッドの頂点に君臨するタンチョウ」
  ・タンチョウについての座学と飼育個体の見学
※日程・カリキュラムは気象条件等により変更になる場合あり

《前田 有香》

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