【中学受験2013】夏休みの過ごし方 8/10…夏休み明けの成績不振

 「塾のソムリエ」として活躍する、中学受験に詳しい西村則康氏に、夏期講習後に成績が下がってしまった場合の原因や、その克服法を聞いた。

教育・受験 受験
【中学受験2013】夏休みの過ごし方 8/10…夏休み明けの成績不振
【中学受験2013】夏休みの過ごし方 8/10…夏休み明けの成績不振 全 1 枚 拡大写真
 「塾のソムリエ」として活躍する、中学受験に詳しい西村則康氏に、夏期講習後に成績が下がってしまった場合の原因や、その克服法を聞いた。

 「あんなに勉強したのに、夏休みが明けたら成績が下がった」、こんな声をよく聞きます。何がいけなかったのでしょうか。

 お子さんが点数が取れなくなった、その原因が「勉強量の不足」ということは実はほとんどありません。むしろ、お子さんの身の丈以上の量の勉強をしている、勉強量が多すぎることが原因のほうが多いのです。

 量が多すぎると、お子さんは先生に叱られないために「とりあえず終わらせる」ことだけに意識が向かってしまいます。きちんと問題の本質を理解して、納得して答えるのではなく、機械的に公式を当てはめて解くだけになってしまいます。

 量が多すぎるために、勉強が機械的になる、問題文をきちんと読まなくなる、文字が雑になる、計算ミスをする、というようにどんどん悪いほうにいくのです。

 こういうときは勉強量を減らします。そのときに目安となるのは、先に言った○△×の分類です。すべてをまんべんなくがんばるのではなく、メリハリをつけて学習しましょう。

《石井栄子》

石井栄子

子育てから、健康、食、教育、留学、政治まで幅広いジャンルで執筆・編集活動を行うフリーライター兼編集者。趣味は登山とヒップホップダンス、英語の勉強。「いつか英語がペラペラに!」を夢に、オンライン英会話で細々と勉強を続けている。最近編集を手掛けた本:『10歳からの図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」』(平本督太郎著 メイツ出版)、『10代から知っておきたいメンタルケア しんどい時の自分の守り方』(増田史著 ナツメ社)『13歳からの著作権 正しく使う・作る・発信するための 「権利」とのつきあい方がわかる本』(久保田裕監修 メイツ出版)ほか多数

+ 続きを読む

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集