夏休みはプチバンで国内旅行…コスパ意識と安近楽志向が影響
イードは7月12日、スライドドア式コンパクトカー「プチバン」に関する調査結果を発表した。同調査では、20〜60代男女のプチバン意向者の夏休みの過ごし方についての意識調査を実施し、安近楽志向が強いことが明らかになったという。
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調査対象は、日本全国の20〜60代の男女のから「この夏欲しいクルマ/気になるクルマ」にプチバンを選んだ1,000名。調査は、7月2日から7日までの6日間にわたり実施された。
同社は、これまでもプチバンの人気に関する調査を実施しており、少子化による多人数乗車ニーズの減少や、長引く不況によるコストパフォーマンス意識がプチバンの人気につながっていることを明らかにしている。今回の調査結果によると、約4割が夏休みは車で国内旅行に行くと答え、1割未満だった海外旅行や電車を使った国内旅行を大きく上回った。
また、夏休みの過ごし方としても、6割が「不要な出費を抑えつつ、普段より少し贅沢な休日を過ごしたい」と答え、多少の贅沢にとどまる傾向があるという。夏休みの平均休暇日数は4.6日、一人当たりの予算は平均2.6万円という数値からも安近楽志向が強い理由がうかがえる。
エコカー減税・補助金対象期間が終了間近だが、期間中に車を購入したいと答えたのは回答者の半数以上。また、購入したいプチバンのランキングでは、ホンダのN BOXが第1位、第2位にダイハツのタント、第3位にスズキのパレットがランクインした。
消費者動向を分析するマーケティングライターの牛窪恵氏によると、長い休日は、少し遠出をし家族で思い出を作りたいが、普段はコストパフォーマンスや使い勝手を重視したいという男女が増えているという。日常は、安心・安全で背伸びをせず、ストレスフリーな「プチハッピー」を感じられる安近楽志向が強いという。プチバンは、夏休みのレジャーとしても活用でき、普段は使いやすさとコストパフォーマンスを兼ね備える。プチバンの特徴が現代の消費者傾向に適合しているようだ。
《湯浅大資》
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