山形県、公立高校普通科の推薦選抜廃止へ…2014年度目途に
山形県教育委員会は7月、公立高校普通科での推薦選抜を廃止し、専門学科および総合学科のみでの実施が望ましいとする報告書を公表した。できる限り早期の改善と中学生への周知の配慮という点から、2014年度より適用する見込みという。
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同教育委員会は、中学校から推薦選抜の見直しの要望が多いことを受けて、2010年10月に県内中高の校長にアンケートを実施したところ、約8割の学校から改善が必要という意見が寄せられた。このため、公立高校の推薦入学者選抜のあり方を検討する委員会を設置し、これまで4回にわたり入学者選抜制度の検討を進めてきた。
普通科においては、「キャリア形成に係る要因を明確にした推薦選抜の実施が難しいこと」と「学力充実の視点から、普通科については全員が学力検査を実施する形に移行すべきと考えること」から推薦選抜を廃止する方針という。
一方、専門学科や総合学科においては、特色やキャリア形成の要因が明確であり、強い志望動機のある生徒がいることから推薦選抜を継続すべきとしている。推薦選抜の実施にあたっては、従来の方法にこだわらず、複雑な入選制度にならないよう、自己推薦や学力検査も含む選抜も考えられるという。
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