12/7の地震に関して気象庁が会見、各地で津波警報発令
「日本海溝の外側に(震源の場所が)ある、いわゆるアウターライズ地震ということになる」
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7日夜に会見を行った気象庁の斉藤誠地震情報企画官は、同日17時18分頃発生した東北地方太平洋地震の余震をこう解説した。
陸側から見て、海溝の外側(アウター)にある場所で発生するアウターライズ地震は、東北地方太平洋沖地震が起きたことで、余震として発生することが懸念されていた。
今回の地震は、青森県八戸市、岩手県盛岡市など9の市町村で震度5弱を観測するM7.3の地震だった。牡鹿半島の東約240km付近の(三陸沖)深さ約10kmを震源の場所とする。陸から見て日本海溝より外側になる。
「(東北地方太平洋沖地震当日を除き)M7以上の地震は遡って、昨年7月10日に発生したM7.3以来の地震。余震は時間がたつと起きる可能性は小さくなるが、M6多数発生している。まれであっても時に大きな地震が起きる」(斉藤氏)と、注意を呼びかけている。
アウターライズ地震は、陸地での揺れと比較して、津波が大きくなりやすりのが特長だ。今回も発生から4分後に宮城県に津波警報が発令された。青森県太平洋沿岸、岩手県、福島県、茨城県でも津波注意報が出ている。
この地震の影響で、東日本高速管内の5路線5区間で通行止め規制が行われたが、同日20時現在すべて解除された。
通行止めが実施された区間は、常磐道(岩間~北茨城)、北関東道(真岡~茨城町西)、東北道(郡山~本宮)、磐越道(磐梯熱海~郡山東)、仙台東部道路(山本~仙台港北)。
昨年7月以来のアウターライズ地震...余震活動まだ活発
《中島みなみ@レスポンス》
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