小中学校の約9割が全校一斉の読書活動を実施
文部科学省は2月5日、2012年度「学校図書館の現状に関する調査」の結果を発表した。全校一斉の読書活動を実施している学校の割合は、小学校が96.4%、中学校が88.2%と9割近くにのぼることが明らかになった。
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同省では、小学校、中学校、高校、特別支援学校および中等教育学校を対象に学校図書館への司書教諭等の配置状況や図書の整備状況、読書活動の状況などを調査しており、2008年度調査以降は隔年で実施している。
司書教諭を必ず置くこととされている12学級以上の学校での発令状況は、小学校が99.6%、中学校が98.4%と前回とほぼ同値、高校が95.6%と若干増加している。
学校図書館図書標準を達成している学校の割合は小学校が56.8%、中学校が47.5%。百科事典や図鑑などの共通教材の配備状況については、9割以上の学校で配備されているものの、刊行後10年以上経過したものが全体の半数以上を占めている。
学校図書館に児童生徒が使用可能なコンピュータを整備している学校の割合は、小学校が38.7%、中学校が35.4%と4割に満たないが、高校では69.1%である。また、インターネットに接続している割合は、いずれも9割近くとなっている。
学校図書館に新聞を配備している学校の割合は、小学校が24.5%、中学校が19.0%であり前回より増加している。また、高校では90.1%であった。
全校一斉の読書活動を実施している学校の割合は、小学校が96.4%、中学校が88.2%と9割近くにのぼる。実施時間は、始業前が9割以上を占めた。
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