大学生の4人に1人「太陽は東に沈む」と誤答
短大生・大学生の25.5%が日没の方角を正確に答えられなかったことが、東海大学産業工学部が2011年に発表した「短期大学生・大学生に対する天文基礎知識調査」より明らかになった。
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2001年~2004年に全国の7都道府県で小学4年生から6年生の1,453人を対象に、天文の知識などについてのアンケート調査を行ったところ、「日没の方向が西であることの理解が6~7割」「太陽は地球の周りを回っていると考えている児童が約4割」であるなど、天文に関する基礎知識の低さが明らかになった。このアンケートから10年が経過し、当時アンケートに答えた児童が大学生となり、その後の知識がどうなったか調べるため、同様なアンケート調査を行った。
アンケート調査は、短期大学3校と4年制大学2校の合計5校(学科数では11学科と学科混合の1クラス)で実施し、667件の有効回答を得た。調査期間は2011年4月~5月。
「太陽はどちらの方角に沈むか」という質問に対し、「西」と正確に答えられたのは74.5%。「東」22.3%、「南」2.2%、「北」0.6%、「無回答」0.3%の計25.5%が正しく答えられなかった。
「地球の南半球では太陽はどちらの方角に沈むか」については、「西」と正確に答えられたのは44.4%。「東」37.0%、「南」8.7%、「北」7.9%、「無回答」1.9%の計55.5%と、半数以上が正しく答えられなかった。
「月の形が毎日変わって見えるのはどうしてか」については、「地球から見て太陽と月の位置関係が変わるから」と正確に答えられたのは56.4%。「月が地球の影に入って見え方が違うから」42.1%、「いろいろな形の月があるから」1.3%、「無回答」0.1%の計43.6%と、半数近くが正しく答えられなかった。
「人工衛星と同じように地球の周りを回っている天体のすべてを選べ」については、「月」と正確に答えられたのは73.8%。ただし、月のみを選択した人は53.1%だった。「火星」32.7%や「太陽」17.5%を選択した人もいた。
調査論文では「この結果を見る限り、小学校で習ったことはその後の教育や日常生活での修正も補完もなくそのまま記憶されているように考えられる。」と結論付けている。
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