受験生必須アイテム「赤本」、国公立大志願者カバー率は96.3%
教学社が発行する「赤本」は、受験生なら誰もが知っている大学入試の過去問題集。センター試験後に受験生が赤本を求めて書店に殺到する光景は、この時期の風物詩にもなっているという。
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
赤本の創刊は1954年、今年創刊60周年を迎える。高校時代に赤本を使った人の子ども、孫も受験生となり、親子3代で使ったという家庭も珍しくないという。
2014年版の赤本の刊行点数は527点で、姉妹シリーズの「センター赤本シリーズ」「難関校過去問シリーズ」を加えると600点近くとなる。大学数では国内全大学の約半数にあたる375大学をカバー。また、全大学の志願者数に占める赤本刊行大学の志願者数の割合は、国公立大学で96.3%、私立大学を含めても9割以上になるという。
なお、赤本には問題・解答だけでなく、数年間の出題傾向を分析し、具体的な勉強方法を示した「傾向と対策」や、合格最低点などの入試データ、合格者からのアドバイスも掲載。長年にわたって蓄積したデータ、ノウハウを活かした分析、攻略するために必要な情報をすべて掲載していることが、赤本が支持される最大の理由だという。
教学社では、赤本WebサイトやTwitterで、効果的な活用法や合格者のアドバイスを配信している。
《水野こずえ》
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