【大学受験2014】国公立大の志願状況、教育学系の減少…河合塾・駿台
国公立大学の確定志願者数が文部科学省から2月20日に発表されたのを受け、河合塾と駿台予備校は状況分析を公表した。今年も「文低理高」の流れが継続し、特に「教育」学系の減少が目立っているという。
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河合塾によると、前期日程の志願者数は前年と比べ約5千人減少(前年比98%)したものの、今春高校卒業者は前年より4%ほど減少が見込まれており、国公立大の人気は大きく変化していないという。国立大と公立大に分けて見ると、公立大では志願者が増加している。
また、学部系統別に見ると、「文低理高」が続いており、「文・人文」「社会・国際」「法・政治」の各学系は3~4%減少した。特に「教育」学系で教員養成課程、総合科学課程あわせて志願者前年比92%となった。河合塾では「私立大で教育系学部・学科の新設が相次いでおり、私立大を含めて志願先が分散していることも要因」と分析。
駿台予備校によると、志願者数は国公立大で微減、公立大で微増したという。日程別に見ると、前期は前年比98%の微減、後期は前年比100%と変わらず。学部系統別に見ると、全学部系統の中で教育学部系がもっとも大きな減少率となった。駿台では「教育を取り巻く厳しい環境が影響」と分析している。
国公立大学の前期日程は、2月25日(火)より行われる。
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