平成22年生まれの子ども、9年前より早寝早起きに

 平成22年出生児は平成13年出生児と比べ、早寝早起きの傾向にあることが、厚生労働省の第3回21世紀出生児縦断調査の結果から明らかになった。また、母が「有職」の割合が46.5%、新たについた職は「パート・アルバイト」がもっとも多かった。

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母の就業状況の変化
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 平成22年出生児は平成13年出生児と比べ、早寝早起きの傾向にあることが、厚生労働省の第3回21世紀出生児縦断調査の結果から明らかになった。また、母が「有職」の割合は46.5%、新たについた職は「パート・アルバイト」がもっとも多かった。

 同調査は平成22年5月10日から24日に生まれた子どもを対象に、生活実態および経年変化を観察し、少子化対策などに役立てる目的で実施。また、21世紀初年である平成13年に生まれた子を対象とした同様の調査との比較なども行っている。第3回調査の対象児は2歳6か月、平成24年12月1日現在の母の就業状況や子どもの起床時間などについて、3万2,380人から回答を得た。

 第3回調査での母「有職」の割合は46.5%、第3回平成13年出生児調査と比較しても11.5ポイント増加した。有職の割合は第1回から毎回増加しているが、出産1年前から継続して「常勤」の母は第1回で23.9%、第2回で20.7%、第3回では18.7%と減少している。第2回調査で無職だった母が新たに就いた職は、約7割が「パート・アルバイト」だった。

 子育ての相談相手(複数回答)は、母の就業の有無に関わらず「配偶者」(有職:80.8%、無職:85.8%)がもっとも多く、「自分の親」「友人・知人」も上位となった。また、有職の場合は4割近くが「保育士」を挙げている。

 子どもの朝起きる時間と夜寝る時間については、46.9%が「午前7時台」に起き、49.2%が「午後9時台」に寝ると回答した。平成13年出生児調査と比べると、起きる時間は「午前6時台」が増加し「午前8時台」が減少、寝る時間は「午後8時台」「午後9時台」が増加し「午後10時台」が減少。平成13年出生児より早寝早起きの傾向となった。

《黄金崎綾乃》

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