千葉大、平成28年4月より全学「6ターム制」導入

 千葉大学は、平成28年4月より全学的に6ターム制を導入することを発表した。新たに1ターム(8週間)で完結する科目設定を可能にし、教育の質的改善を図るとともに、留学やインターンシップ、ボランティアなど、学生の多様な社会体験の確保を目指すという。

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千葉大学6ターム制導入に関する方針(概要)
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 千葉大学は、平成28年4月より全学的に6ターム制を導入することを発表した。新たに1ターム(8週間)で完結する科目設定を可能にし、教育の質的改善を図るとともに、留学やインターンシップ、ボランティアなど、学生の多様な社会体験の確保を目指すという。

 千葉大学では、現行セメスター制を採用しており、4月から8月上旬までを前期セメスター、10月から2月中旬までを後期セメスターとして、残りの8・9月、2・3月を休業期間としている。新たに導入する6ターム制は、4月をはじめとして2か月(8週間)を1タームとし、休業期間についても1つのタームとして位置付けることで、より柔軟な学事暦を設定することが可能になるという。

 導入により期待されている効果は、短期集中型授業の導入促進による教育効果の向上、学生個々の留学を含めた柔軟な計画の立案、アクティブラーニングの導入促進、サマースクールなどへの参加促進、留学帰国後のスムースな学業への復帰など、学生がより主体的かつ柔軟に学生生活を行えるようになることだ。

 授業時間に関しては1コマ90分という現行時間を維持するが、双方向型授業や反転授業、グループワークや自主学習などを通じて、より一層90分の授業時間を実質化すること、また、教育課程のあり方を見直し、週1回、2回、2コマ連続など多様な授業形態の設定を可能にすることも、このたびの教育改革の狙いのひとつだという。

 さらに、学部・研究科の特性に合わせ、第3ターム(8~9月)または第6ターム(2~3月)とそのいずれかに接続するタームをギャップタームとし、海外を含む学外での2ターム連続する活動期間が保証されるようになるという。

《畑山望》

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