富士通初の文教専用タブレット12月発売…現場での使いやすさを追及

 富士通は、Windows 10を搭載した法人向けタブレット・PC・ワークステーションなど12機種の販売を10月から国内で開始する。導入経験を反映した富士通初の文教専用タブレットなど、ラインナップが強化された。

教育ICT 先生
ARROWS Tab Q506/ME 新製品のおもな特長(一部)
ARROWS Tab Q506/ME 新製品のおもな特長(一部) 全 2 枚 拡大写真
 富士通は、Windows 10を搭載した法人向けタブレット・PC・ワークステーションなど12機種の販売を10月から国内で開始する。導入経験を反映した富士通初の文教専用タブレットなど、ラインアップが強化された。

 10月から販売が開始されるのは、最新OS「Windows 10」を搭載した法人向けWindowsタブレット3機種、ノートパソコン2機種、デスクトップパソコン4機種、ワークステーション2機種と、ロングライフパソコン1機種。新発売される12機種のうち、教育現場での使いやすさに徹底的にこだわって開発された「ARROWS Tab Q506/ME」は同社初の10.1型文教専用タブレットだ。

 「ARROWS Tab Q506/ME」は、学習環境にフィットする形状と堅牢性を実現するため、コンパクトな「School Ratio(スクール・レシオ)」形状をとる。机の上でスペースを取らないため、授業道具一式にタブレットが加わっても邪魔にならず、落下を防げる。また、万が一落としてしまった場合でも衝撃を吸収し、破損しにくいデザインや構造の「School Face(スクール・フェイス)」を採用した。

 また、タブレットのペンとカメラ機能を学習現場の使い方に合わせて強化した。使い慣れないタブレットのペン操作が学習の妨げとならないよう、ペン機能は紙に書く感覚を再現することを最重視。さらに、学校でよく使う写真撮影シーンに適したカメラ機能も搭載した。体育館のような薄暗い場所でも、動いている生徒をぶれずに撮影できる。

 現場や管理者のためには、スムーズな授業運営を可能にする「端末診断ツール」も提供される。導入後に万が一タブレットに不具合が発生しても、診断ツールを利用すればその場でタブレットの状態を診断可能。

 Windows 10を搭載した法人向け12機種の販売は10月からで、「ARROWS Tab Q506/ME」の提供開始時期は2015年12月上旬。希望小売価格は85,300円(税別)予定。

《佐藤亜希》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集