意外と安い?高い? 気になる薬剤師の年収を調査

 gooランキング「薬剤師の年収ランキング」によると、1位は「500~599万円」で、サラリーマンの平均年収より高い結果であった。2位は「400~499万円」、3位は「600~699万円」。昨今は薬剤師不足のため、待遇のよい労働環境を探しやすくなっているという。

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薬剤師の年収ランキング
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 gooランキングは10月19日、「薬剤師の年収ランキング」を発表した。結果、薬剤師の年収1位は「500~599万円」で、サラリーマンの平均年収より高い結果であった。2位は「400~499万円」、3位は「600~699万円」。昨今は薬剤師不足のため、待遇のよい労働環境を探しやすくなっているという。

 同ランキングは、gooランキング編集部が「NTTコムリサーチ」モニターに対してアンケートを行い、結果を集計したもの。調査期間は、3月13日~23日。現役薬剤師94人の回答を得た。

 gooランキングによれば、年収は「向かってはなかなか聞きにくい」もの。現役薬剤師にアンケートをとった結果、薬剤師の年収ランキングは1位が「500~599万円」で20.2%となった。2位は「400~499万円」、3位は「600~699万円」。少数派ながら、「900~999万円」という回答もあった。「1,000万円以上」という人はいなかった。その一方で、5位に「199万円以下」が入るなど、高年収と低年収とで大きな開きもみられた。

 なお、 厚生労働省が2月に発表した第100回薬剤師国家試験の合格率は63.17%。6年制新卒に限ると72.65%と高く、大学別では東京大学が100%で1位の合格率となっている。難関をくぐり抜けたとしても、2位の「400~499万円」と回答した層では「初任給の頃はさらに年収が控えめになる」という意見もランクインしていた。

 1位の「500~599万円」では2006年に学校教育法などが一部改正され、薬学部が医学部と同じく6年制になったこともあり、「(もう少し)お給料が高くてもいい」とする意見があったという。Webサイトでは12位まで紹介しているが、10位以降は該当者なしの0%となっている。

◆薬剤師の年収ランキング
1位「500~599万円」20.2%
2位「400~499万円」19.1%
3位「600~699万円」14.9%
4位「700~799万円」13.8%
5位「199万円以下」9.6%
6位「200~299万円」8.5%
7位「300~399万円」7.4%
8位「800~899万円」5.3%
9位「900~999万円」1.1%
10位「1,000~1,499万円」0.0%

出典元:gooランキング

《奥山直美》

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