予防接種時の事故、1年間で5,685件…接種間隔誤りや使用済み注射器で
予防接種時の事故が、平成26年度の1年間で5,685件あったことが10月29日、厚生労働省の分科会で公表された。10月から12月にかけては、インフルエンザの予防接種を行う人が多い時期だが、ワクチン接種時に誤って使用済み注射器を使用した事例も報告されている。
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
10月29日に開催された第7回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会において公表された。
平成26年度の予防接種時の事故は、5,685件。事故の態様別では、「接種間隔を間違えてしまった」が2,777件ともっとも多く、48%を占めた。ついで「期限の切れたワクチンを使用してしまった」889件、「不必要な接種を行ってしまった」660件と続いた。「接種するワクチンの種類を間違えてしまった」(262件)や「対象者を誤認して接種してしまった」(313件)、「接種量を間違えてしまった」(156件)という事故もあった。
重大事案としては、「接種器具の適切でない取扱いのうち、血液感染を起こしうるもの」が14件あった。具体的には、インフルエンザの予防接種において、注射器を2人分用意してあったトレーに使用済み注射器を戻してしまったため、未接種者1人に誤って使用した事例などがあった。
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