東大・京大多数、国家公務員試験2015…総合職大卒程度試験は倍率17.4倍

 ベネッセコーポレーションが運営する高校生の進路・進学情報サイト「マナビジョン」は11月16日、TOPICSに「2015年度 国家公務員試験の結果」を公開。2015年度の結果とともに、国家公務員の採用試験のしくみを紹介している。

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マナビジョン「2015年度 国家公務員試験の結果」
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 ベネッセコーポレーションが運営する高校生の進路・進学情報サイト「マナビジョン」は11月16日、TOPICSに「2015年度 国家公務員試験の結果」を公開。2015年度の結果とともに、国家公務員の採用試験の仕組みを紹介している。

 2015年度の国家公務員採用試験の結果をみると、総合職試験の申込者数は、大卒程度試験が1万8,676人、院卒者試験が3,106人、一般職試験(大卒程度試験)は3万5,640人だった。いずれの試験も申込者は増加しているが、総合職試験の合格者は前年より約200人減少しており、大卒程度試験の倍率は17.4倍(前年度13.2倍)と高倍率となっている。一方、一般職試験(大卒程度試験)は、合格者が1,000人以上増加したことで、倍率が低下したという。

 総合職試験全体で、女性の合格者数は395人。これは前年度の399人についで過去2番目に多い人数となっている。一般職試験でも31.6%を女性合格者が占めており、女性の割合が高まっているという。

 総合職試験の合格者数を出身大学別にみると、10名以上の合格者を出した大学は25校あり、もっとも多い東京大学は459人。東京大学についで、151人の合格者を出した京都大学と比べても、大きな差があった。大学の中には、国家公務員採用試験の対策講座を設置、予備校等で学ぶ際の奨学金を支給するなど、試験対策の支援に力を入れているところもあるという。国家公務員を目指すなら、大学のサポート制度や合格者の数も志望校選びの重要な観点だとしている。

 このほか、「国家公務員の基礎知識」として試験の種類や受験資格、2015年度採用試験の変更点を解説している。2015年度からは、外部英語検定が試験に導入され、合格者の6割以上がスコアを活用していたという。

《黄金崎綾乃》

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