妊娠中の喫煙で幼児が肥満に? 環境省が親子10万組規模で調査中
環境省は全国で10万組以上の親子に参加してもらう大規模調査「エコチル調査」を平成23年より実施している。妊娠中の喫煙や飲酒が胎児に与える影響など、現在調査の進捗状況などについて、エコチル調査Webサイトに資料を掲載している。
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「子どもの健康と環境に関する全国調査」(エコチル調査)は、子どもの健康に影響を与える環境要因を解明することを目的に、平成23年1月から13年間の追跡調査によって行われるもの。子どもの健康に影響を与える環境要因の解明のほか、小児の脆弱性を考慮したリスク管理体制の構築や次世代の子どもが健やかに育つ環境の実現、ライフサイエンス分野の国際競争力の確保などの成果が期待されている。
平成23年より3年間で参加者を募り、全国15都市10万3,106人の母親の参加同意者を確保した。今後調査では、出産時のデータ収集や、子どもの各成長段階のデータ収集、収集データの化学分析、結果解析などが進められるという。平成26年11月からは詳細調査もスタート。全国10万組の親子の中から親子5,000人をピックアップし、「家庭のアレルギー物質・化学物質の測定調査」や「子どもを対象としたアレルギー検査や発達検査」が実施されている。
たとえば、子どものアレルギー検査については、乳児期の食物アレルギーとアトピー性皮膚炎の関連性や、離乳食の開始時期と食物アレルギーなどとの関連性について仮説を立てながら検証を進めている。現在、データ収集を行っており、2~3年後には「アレルギーの原因となる食品を食べさせる時期を遅らせた方がアレルギーは減るのか、増えるのか」といった疑問の答えがわかってくるという。
また、親子から考える子どもを取り巻く環境についても調査を実施中。母親やパートナーの喫煙による子どもの直接受動喫煙の割合や、母親の喫煙と幼児の肥満の関連性、妊娠中の飲酒の影響、普段子どもとともに過ごす時間の長さ、子どもと過ごす時の携帯等の使用時間などさまざまな環境要因を調査対象にあげている。
なお、Webサイトで公開されている資料「10万組の親子から考える子どもをとりまく環境について」によると、妊娠中の喫煙は低出生体重児のリスクがあり、幼児期の肥満のリスクとなっていることがわかる。資料では、このリスクが発生する要因を胎盤循環の不全からくるものとさまざまな事象、仮説を参照に述べたほか、喫煙や飲酒、母親のICT利用が子どもの成長や発達にどのような影響をおよぼしているのか、今後のエコチル調査で解明するとしている。
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