急な子どもの預かりも安心、地域で育児の相互援助…厚労省
厚生労働省は1月13日、育児の援助の受け手と支援者を結びつける「ファミリー・サポート・センター」の案内パンフレットを公開した。育児サポートに興味のある保護者や地域住民に向け、子育てを相互援助する仕組みについて説明している。
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「ファミリー・サポート・センター」は、市区町村で実施されている育児の地域相互援助の取組み。保育施設への送り迎えや、保護者が外出の際に子どもを預ける・預かるといった育児に関する困りごとなどを、ファミリー・サポート・センターに登録する会員同士で助け合う。
会員対象者は、乳幼児や小学生などの児童をもつ子育て中の労働者や主婦など。同時に、児童の預かり援助を受けることを希望する者や、当該援助を行うことを希望する者も会員になれる。援助の受け入れは、ファミリー・サポート・センターのアドバイザーが仲介し、相互援助活動に関する連絡、調整を行う。利用料(活動報酬)は、援助活動が終了したのち活動時間や内容に応じた金額を依頼者から提供者へ支払う。金額は、各市町村や時間帯、援助の内容によって異なる。
援助活動は、保育施設までの送迎、保育施設の開始前や終了後または学校の放課後、保護者の病気や急用、冠婚葬祭などの場合に子どもを預かるなどさまざま。一部の市区町村では、病児・病後児の預かりや早朝・夜間などの緊急時の預かりも行っている場合がある。
ファミリー・サポート・センターの詳細は、厚生労働省Webサイトで確認できる。会員登録や具体的な援助の内容については、直接地域の各センターに問い合わせが必要。
《佐藤亜希》
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