中南米でジカ熱流行、妊婦は慎重な渡航を
厚生労働省は1月21日、中南米を中心に蚊媒介感染症のひとつである「ジカ熱」の感染が多数報告されていることを踏まえ、Q&Aや対策法を掲載した。妊婦の流行地域へ渡航は慎重に検討するよう呼びかけている。
生活・健康
保護者
advertisement

ジカ熱は、デング熱およびチクングニア熱と同様に、蚊を媒介して感染する蚊媒介感染症のひとつ。デング熱は2014年に国内の一部で流行が見られたことが記憶に新しい。
厚生労働省によれば、ジカ熱は感染しても症状がない、または症状が軽いため気付きにくい。ただし、海外の流行地において、蚊に刺されてから数日後に軽度の発熱や発疹、結膜炎や筋肉痛、関節痛などの症状が見られた場合は医療機関を受診するよう注意喚起を行っている。
ジカ熱の潜伏期間は3日から12日程度。1月15日時点では、ブラジルやコロンビア、エルサルバドルやハイチ、メキシコ、プエルトリコなどの国で流行が見られる。中南米などの流行地域に渡航する場合は、蚊にさされないよう予防対策をとることが必要。また、妊婦は「慎重に検討」するよう厚生労働省健康局結核感染症課は呼びかけている。
ジカ熱に関する情報は、厚生労働省Webサイトで閲覧可能。
《佐藤亜希》
advertisement
【注目の記事】
関連リンク
この記事の写真
/
advertisement