コクヨと関西大が共同開発「日本語練習ノート」ベトナムで販売
コクヨグループのコクヨベトナムトレーディングは、関西大学と共同開発したベトナムの日本語学習者向け「日本語練習ノート」を、5月10日よりベトナムで販売する。現地の声を取り入れた、産学連携の漢字学習ノートだ。
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
ベトナムには日本文化に興味を持つ人が多い。ここ数年、日本語能力検定の受験者数は、毎年130%-140%程度増加している。また、日本語がベトナムの第一外国語として採用された。日本への留学や現地の日系企業での就職を目的として日本語を学習する人が増えている状況だ。
現地での事業を展開するコクヨベトナムトレーディングは、「グローバル企業体感プログラム」を実施する関西大学の実習生を受け入れている。実習生は現地の大学生とチームを組み、マーケティングリサーチを実施しながら課題解決型プログラムに取り組む。
「日本語練習ノート」は、コクヨベトナムトレーディングが関西大学の実習生とともに、日本語を学ぶために適したノートがないというベトナムの日本語学習者の意見をもとに開発した。
関西大学の日越の学生チームが、ベトナムの日本語学習者約500名にインタビュー調査をしたところ、書いて覚える漢字学習に適したノートがベトナム市場に存在しないことが判明。日本語の学習用ノートにベトナムのニーズを見出したコクヨベトナムトレーディングと関西大学実習生らは、ノートの中身の罫線を共同開発し、商品化を実現した。
おなじみ「Campus」のロゴ入り「日本語練習ノート」は無線とじの多枚数(40枚)タイプ。初回販売分は、丘一面に広がる茨城県国営ひたち海浜公園の「ネモフィラ」を表紙とした。実線のマス目の中に点線で十字が入っていて、漢字の「へん」「つくり」「かんむり」を意識して筆記することができるのが特徴だ。上下のマス目間には、日本語の読み方を書くスペースがあり、ページの右サイドにはベトナム語訳や読みを筆記することができる。
表紙内側には、表紙の風景である茨城県の解説記事を掲載。裏表紙内側には、「日本語練習ノート」の使い方と、関西大学や日本の大学・大学院への進学を目指す留学生のための進学コース「関西大学留学生別科」の説明記事、裏表紙には茨城県の観光名所の写真を載せた。今後も、日本語を学べるノートを通じて、日本の観光資源を紹介していく方針だ。
◆日本語練習ノート
発売予定:2016年5月10日(火)
価格:11,500ベトナム・ドン(VND)
※日本円で約60円(為替レート 2016年4月1日現在)
ベトナム市場初! コクヨと関西大が共同開発した、書いて覚える「日本語練習ノート」
《勝田綾》
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