スマホのゲームアプリ、利用時間・課金率1位はあの県
大広は8月29日、「47都道府県 スマホアプリ利用実態調査」の結果を発表した。ゲームアプリは、利用時間、課金率ともに「香川県」が1位だった。香川県をはじめとした四国や九州など、西日本の方がゲームアプリへの関心が高く、ヘビーユーザーも多い傾向にあった。
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調査は、スマートフォンアプリの利用実態が都道府県によってどのような差があるかを把握するため、前年に続き実施されたもの。調査期間は6月28日~7月19日。対象は、20~59歳の男女のうち、3か月以内にスマートフォンで何らかのアプリを使用した人。サンプル数は、各都道府県160サンプル、計7,520。
1日平均のアプリ(ゲームのみ)利用時間は、全体では「30分未満」が65.9%を占めた。「30分未満」との回答は、前年より4.9ポイント増えており、短い時間で手軽にゲームアプリを楽しむユーザーが増加傾向にあった。要因としては、短い時間で楽しめる「パズル系」「ショッピング系」アプリの利用上昇が考えられるという。
一方、1日「2時間以上」ゲームアプリを利用している「ヘビー層」は、全体では10.0%。都道府県別では、「香川県」が15.0%ともっとも多く、「徳島県」14.4%、「和歌山県」「鹿児島県」13.8%、「高知県」「京都府」12.5%と、特に四国地方で多い傾向がみられた。
ゲームアプリの課金状況は、「課金はしない(スマホゲームは最近やらない)」という無課金層が全体の87.8%を占め、前年より2.4ポイント上昇した。課金層は全体では12.2%で、月平均の課金額では「500円未満」が4.2%ともっとも多かった。
都道府県別で課金層の割合をみてみると、「香川県」が20.0%でもっとも多く、「熊本県」18.1%、「鹿児島県」16.9%と続いた。「月1万円以上」という課金ヘビー層は、全体では1.5%。都道府県別では、1位「香川県」5.0%、2位「熊本県」4.4%、3位「東京都」「福岡県」3.8%であった。
利用時間、課金層の割合、課金ヘビー層の割合のいずれの項目でも1位となった「香川県」だが、前年調査では利用時間は24位、課金層スコアでは35位、課金ヘビー層スコアでは31位にとどまっており、2016年調査で大幅ランクアップした格好。ゲームアプリへの関心度が高く、ヘビーユーザーが多い実態が浮かび上がっている。
このほか、アプリ(ゲームを含むアプリ全般)の利用シーンでは、「自宅で夜の空き時間に」という回答がもっとも多く、73.6%にのぼった。「自宅で就寝前に」49.0%、「自宅で昼の空き時間に」38.3%、「電車・バス内など乗り物での移動中」31.8%、「学校、会社などでのお昼時間に(昼食時)」30.8%と続いた。
ゲームアプリをダウンロードするときの重視点は、無課金層は「通信料・料金がかからない」、課金500円未満~1万円未満のライト層では「AppStore、GooglePlayなどのアプリストアの評価」、ヘビー層は「有名な企業のゲームである」と、課金状況によって異なった。
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