歩行中の交通事故、7歳児にピーク…成人の2.5倍
平成27年に発生した歩行中の交通事故死傷者数は5万6,962人で、このうち7歳児の死傷者数が1,462人と際立って多いことが、交通事故総合分析センターの交通事故分析レポートより明らかになった。
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
平成23年~27年の歩行中の交通事故の死傷者数を年齢別にみると、すべての年で7歳に大きなピークがあらわれている。平成27年は7歳児の死傷者数が成人の2.5倍、65歳以上の高齢者の約2倍の多さとなっている。
7歳児の歩行中の交通事故の特徴は、73%が日中に発生し、薄暮時と合わせると93%が日中または薄暮時に発生している点にある。曜日別にみると、平日は土曜日の約2倍、日曜日の約2.5倍多い。男女別にみると、男児の死傷者数は女児の約2倍で、男児のほうが危険な行動をとる傾向がある。また、小学校入学の6歳から登下校中の事故が増加するが、遊戯中や訪問中など登下校以外の通行目的においても7歳児がもっとも多いことがわかった。
同センターは、「小学校に入学するまでにひとりで安全に行動できるように、これまで以上にしっかりと準備しておく必要があるのではないか」と指摘している。
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