広島の小学校でカープの授業「ひろしま型カリキュラム」

 広島東洋カープが25年ぶりにリーグ優勝した。広島市では、市内の全小中学校で実施している「ひろしま型カリキュラム」の一環で、カープのことを伝えた新聞記事などから情報を取り出し、カープへの思いを表現する授業を行っているという。

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 広島東洋カープが25年ぶりにリーグ優勝した。広島市では、市内の全小中学校で実施している「ひろしま型カリキュラム」の一環で、カープのことを伝えた新聞記事などから情報を取り出し、カープへの思いを表現する授業を行っているという。

 ひろしま型カリキュラムは、平成18年11月に「ひろしま型義務教育創造特区」として国の認定を受けた広島市独自の教育課程。平成19年度より3年間の研究開発などでの実践研究を経て、平成22年度4月より全小中学校で実施している。

 広島市立原小学校の6年生の年間学習計画によると、カープのことを伝えた新聞記事や歴代順位、観客動員数のグラフから情報を取り出し、カープ人気の秘密を複数の資料から多面的に考えて、カープへの思いを絵や文章で表現する「わたしたちの広島東洋カープ」という単元がある。

 また、広島市立南観音小学校でも「わたしたちの広島東洋カープ」という単元で、カープはなぜ人気があるのかを探る授業を行っている。授業を通じて、広島のチームであるカープをみんなで大切にしていく思いや応援する思い、市民としてカープに関わっていく思いが培われているようだ。

《工藤めぐみ》

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