ワクチンの誤接種、平成27年度は6,168件…厚労省

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リーフレット「予防接種における間違いを防ぐために」
リーフレット「予防接種における間違いを防ぐために」 全 2 枚 拡大写真
 インフルエンザなど、予防接種における間違い(誤接種)が、平成27年度1年間で6,168件にのぼることが10月31日、厚生労働省の調べで明らかになった。血液感染を起こしうる重大事案も8件報告されている。

 予防接種に関する間違いについては、10月31日開催の第10回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会において公表された。

 平成27年度の予防接種に関する間違いは6,168件。平成26年度の5,685件から、483件増えている。間違いの態様別では、「接種間隔を間違えてしまった」が2,991件ともっとも多く、約半数を占めた。このほか、「不必要な接種を行ってしまった」925件、「その他(対象年齢前の接種など)」795件、「期限の切れたワクチンを使用してしまった」671件と続いている。

 血液感染を起こしうる重大事案も8件あり、「使用済みの針を廃棄せずに机の上に置いてしまい、対象となる5人のうち、1人に再使用した可能性がある」「看護師の手に誤って針を刺したが、針を変えずにそのまま被接種者へ針を刺し、接種した」などの事例が報告されている。報告時点では、いずれも被接種者の健康被害などの症状はないという。

 厚生労働省によると、小児における定期の予防接種は、特に乳幼児期に集中しており、ワクチンの種類によって接種の間隔や回数が異なることなどから、誤接種が生じる可能性があるという。厚生労働省では間違いを防ぐため、リーフレット作成などを行っている。

《奥山直美》

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