【話題】オウムはどこへ消えた?千葉大の英語過去問で急展開
千葉大学の2016年度(平成28年度)に実施された入試問題のうち、前期日程の英語で出題された「オウムはどこへ消えた?」が話題だ。プラスチックのオウムを欲しがる息子と父親のやり取りは、衝撃的な結末を迎える。
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
センター試験や大学が作成する入試問題は、時事問題や流行を取り入れた出題が注目される傾向にある。過去にはセンター試験「国語」で江國香織の小作品「デューク」が取り扱われ受験生の涙を誘ったほか、2016年度(平成28年度)には評論で「やおい」などの二次創作と呼ばれる作品に関しての記述が出題されたことが話題になった。
大学ごとの一般入試ともなれば、出題者の意図や学校の個性はさらに色濃く出る。2016年度(平成28年度)入試では国士舘大学の「地理」で漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第3部をモチーフとした出題が注目されたほか、キャンパス所在地に関するご当地問題を出題した大学もあり、話題を呼んでいた。
2016年度の千葉大学一般入試前期日程で出題された「英語」の大問3も特徴的だ。記述問題「オウムはどこへ消えた?」は、駿台の解説によると「長文が与えられ、その中の5つの空所に入れるべき適切な1文を答える」という形式の問題。ネットユーザーが驚いているのは、プラスチックのオウムを欲しがる息子とその父親にまつわる独特なストーリー展開だ。なぜプラスチックのオウムが欲しいのか、そしてその理由は。毎年消えるプラスチックのオウムに隠された秘密は一体…。
秘密は明かされないまま、衝撃的な結末で締めくくられる。駿台によると、「語彙・構文・内容のいずれの点においてもかなり易しいと言える」難易度だったそうだが、この謎を解くのは容易ではなさそうだ。
気温が低くなり、空気は乾燥し風邪を引きやすい季節。志望大学合格までの残り数か月、受験生は体調を整えて、どんな問題にも動じない強靭な心身を研磨していってほしい。
《佐藤亜希》
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