九州豪雨の子ども支援、心の応急処置リーフレット配布

 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは7月7日、九州の豪雨による被害を受けて、緊急支援対応チームが被災地域の調査に入ると発表した。支援ニーズ調査を実施すると同時に、緊急下における子どもたちの心のケアに関してまとめたリーフレットの配布などを行う予定だ。

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 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは7月7日、九州の豪雨による被害を受けて、緊急支援対応チームが被災地域の調査に入ると発表した。支援ニーズ調査を実施すると同時に、緊急下における子どもたちの心のケアに関してまとめたリーフレットの配布などを行う予定だ。

 今回被災地域に派遣されるのは、東日本大震災や熊本地震緊急支援に対応した職員を含む3名からなる緊急支援対応チーム。子どもたちの状況や子ども支援のニーズを把握する調査を行うとともに、ぬいぐるみの配布やリーフレット「子どものための心理的応急処置」の配布を行うという。

 「子どものための心理的応急処置(Psychological First Aid for Children=PFA)」は、支援者が共通して身に付けておくべき心構えと対応について世界保健機構(WHO)などがまとめたマニュアル(PFA)を、子どもとその保護者・養育者に対して実施するうえで、子どもの発達段階の特性や年齢にあった必要など子どもに特化してセーブ・ザ・チルドレンが作成したもの。

 被災地域で子どもの支援に携わる人々に対してリーフレットを配布することで、「見る・聴く・つなぐ」の行動原則を基本とした誰もができる心の応急手当により、ストレスを抱えた子どもの心を傷つけずに適切な対応ができるよう支援する。

 なお、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンのWebサイトでは、「子どものための心理的応急処置」リーフレットの閲覧や紹介動画を視聴できる。また、現在「九州豪雨緊急支援の寄付金」を受け付けている。

《荻田和子》

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