1997年と2017年の子ども、見えてきた20年の変化…ほしいのは?
博報堂生活総合研究所は7月18日、「こども20年変化」調査結果の続報を発表。子どもたちの44.9%が、自分が新しく買いたいものに「自分専用のスマートフォン」をあげていた。また、6割以上が「SNSで知り合った人に会うのはこわい」と感じていることがわかった。
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博報堂生活総合研究所は1997年から10年ごとに、小学4年生~中学2年生の子どもを対象に「子どもの生活に関する調査」を実施してきた。2017年は2月15日~3月21日の期間、首都圏40km圏内の800人を対象に実施。1997年と2007年にも同様の調査が行われており、一部の項目では経年変化の分析も行っている。
続報では旅行・海外意識とメディア意識について報じている。メディア意識に関して、子どもたちに「新しく買いたいもの」を聞いたところ、「自分専用のスマートフォン」がもっとも多く、44.9%を占めた。ついで「自分専用のテレビ」28.9%、「自分専用のパソコン」26.3%、「自分専用のタブレット」22.9%となった。
子どもたちにメディアの信頼性について質問すると、「新聞」88.3%、「ラジオ」75.1%、「テレビ」71.3%、「雑誌」64.8%、「インターネット」29.0%の順に信頼度が高い。テレビは1997年調査時の47.9%、2007年調査時の57.5%と、20年前から23.4ポイント上昇し過去最高の信頼度となっている。インターネットは2007年から調査が行われており、2007年調査時の40.8%から11.8ポイント低下した。
SNSの印象について、「SNSで知り合った人に会うのはこわいと思う」という設問に対して「はい」と答えた子どもは62.5%。そのほか、「SNSを使うときは気を使う」53.4%、「SNSを使うのは楽しい」37.9%、「SNSで友達をつくりたい」22.0%など。SNSとは慎重につきあう姿勢がみられた。
《黄金崎綾乃》
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